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リアル人生ゲームにもある!【GAME OVER】と【CONTINUE】


人生というゲームには【RESET】はない。バーチャルであるゲームのように「あのセーブポイントまで戻ってやり直せたら…」とはいかない。

だからこそ、人は人生の分岐点に立つたび選択に迷い、迷い選んだ道で後悔を抱き、無難に、堅実に、慎重に、よっぽどのことがなければ大きな賭けに出たりすることなく、そこそこのしあわせを願い、ちょっとぐらい理想と違っても取り返しのつかない大失敗をするよりマシ、と人生を歩んでいるのではないか。

しかし
「…絶望…」「オワタ\(^o^)/」状態、すなわち
【GAME OVER】になってしまったときはじめて現れる【CONTINUE】ボタンはある。

まさにバーチャルのゲームと同様に、今までなかった【CONTINUE】のボタンが【GAME OVER】状態に陥ったからこそ現れるのです!


わたしにとっての【GAME OVER】
それは、うつ病でした。

“ うつとワレ”については、また綴っていきたいと思います。


「人生オワタ\(^o^)/」と確かに思ったのに冷酷にもそれは続き、
もう絶対に逆転できない点差で迎えた人生のアディショナルタイムに喘ぎ苦しんだ後のことです。

『【CONTINUE】ボタンが押された後の世界に生きていること』
何となく感じた一番最初のきっかけは、図書館で借りてきた本でした。
少しずつ回復に向かい、前進する意欲も出てきて本なども読めるようになってきた頃のこと。読書記録によると、2014年6月10日頃となっています。

わたしは本を借りるとき、大抵まったくジャンルの違う本を数冊選ぶようにしています。
例えば、「今気になっていることを調べるための本」、「好きな作家の小説」、「ビジュアルで楽しむための料理本や写真集」など。

この時もそうでした。
「今気になっていること」が、『意識、無意識とはなにか?』だったので、それを精神分析学や心理学から説いた本を一冊。
(これは記録になく、タイトルも忘れてしまった。)

そして、「好きな作家の小説」伊坂幸太郎氏の『SOSの猿』を借りました。
伊坂幸太郎氏のまだ読んでいない作品という基準で、まったく中身を見ることなく手に取ったものでした。

この『SOSの猿』が、まさに『無意識』をテーマにした小説だったのです。
参考・引用文献として
「分析心理学」 C・G・ユング 著
「ユング心理学入門」 河合 隼雄 著 など。

『無意識』に興味を抱いていたら、『無意識』に関連する本を『無意識』に選び取っていた、という奇跡のように出来すぎた符合に、何か不思議な力が作用していることを感じたのでした。

その後も、『無意識』による不思議な符合は続きます。
やはり本ですが、何気なく手に取って読み始めた本が、その時の自分の心理状態に怖いくらい合致していたり、
何気なく立ち寄った先で出会った人が、自分が今まさに知るべき情報を提供してくれたり…。
こんなことが重なって、うつから立ち直って間もなくのわたしは
「わたしには何にも自慢できるものも自信もないけど、すごい無意識を持っていることだけは間違いない!」と、妙なことで絶対的な自信を持つようになりました。

こういう感覚は未だに続いています。
最近、このことについて考えていて、ふと浮かんだイメージが
『【CONTINUE】ボタンが押された後の世界に生きている』という感覚でした。
今起きていることがゲームの中の世界でのことなら、画面の向こうにゲームをプレイしているわたしがいて、この世界のわたしを操っているイメージです。
そして、プレイヤーのわたしは、確実にゲームの中のわたしをハッピーエンドの方へ導こうとしているようなのです。

この“導き”は、あるワードを無意識に選択したり、突拍子もなく気になったりということで現れてきます。今までに『ヘーゲルの弁証法』、『色即是空』、『ベーシックインカム』などのワードでその現象がありました。これについては別記したいと思います。

明らかに、何か分かっている。レベルがアップしているのです。

なぜなら、一度死んだから。
【CONTINUE】後の世界なので、「この分岐は前にやったからこっち」「ここに行けばストーリーが動く」みたいに、ゲームの中のわたしをすいすい動かせるようになったのです。

だからきっと、何度【GAME OVER】になったとしても【CONTINUE】し続ける限り、ハッピーエンドを目指せるのではないか、と思うようになりました。
しかも、【CONTINUE】後のわたしは最強の『無意識』を手に入れているのです。【CONTINUE】すればするほど、プレイヤーのわたしがレベルアップして、ゲームが楽になっていくのです。

わたしの人生に、この画面が現れた時、
【END】ではなく【CONTINUE】を選んだ。
強く「生きたい」と思ったその瞬間に、【CONTINUE】ボタンが押されたのです。

自ら【END】ボタンを選択しない限り、ハッピーエンドに向かってゲームは続けられます。
しかも、【CONTINUE】後の世界は、それまでよりずっと楽。

だから、何度でも【CONTINUE】し続ければいいのです。
もし、これから先のあなたの人生に【GAME OVER】がおとずれた時は、一度騙されて【CONTINUE】してみてください。
強く「生きたい」と、そう願ってみてください。

その後の世界には、
【GAME OVER】ではなく【HAPPY END】が待っているはずだから。

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