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憧れが現実となったものの

学生時代に何かしらどこかしら
記したい憧れる言葉ランキング1位の


「〇年記念日」
「〇〇夫婦」
「since2005~」

書いてて今とても恥ずかしい。
(特に取り消し線のやつ)
けれど当時は恥ずかしげもなく憧れていた。

女子高だからか
「付き合い長くていいな~」
「〇〇の旦那(彼氏の事)は安定してるもんね」
「私も長く付き合える彼氏がほしーい」
なんて会話がオープンに飛び交っていた。

そんな学生時代、長くお付き合いした方が居た。
喧嘩も多いけど優しいし趣味も合うし
私の家族を大事にしてくれる所が居心地が良くて、気づけば4年程一緒に過ごしていた。

やっぱり皆からは夫婦と呼ばれ、私が1番に結婚するからごめんねと謎マウントを取り、友人たちから激しくうざがられていた。

彼も私のことを、この子と結婚するから~と家族や上司、友人と様々な方にお会いさせてくれて。彼と私はいずれ結婚するんだろうなぁ、子供は彼が望む人数かな。なんてぼんやりと思っていた。

この時点で私の気持ち、じゃない。
絶対にこの人と結婚したい!が見えない。
20歳弱の子供が結婚もしたことないくせに
「結婚ってこんな感覚なんだ」なんて冷静に考えていた。


大人になるにつれ経験する事が増えていくため、どうしても気持ちだけの恋愛・結婚の選択は悲しい事に少なくなっていくと思う。

でも子供の頃、学生時代はまだまだ勢いで突っ走るくらいの年頃な気がする。楽しいし大好きだけど、そんな感情が私にはまるでなかった。

今思えば、お付き合いしている相手と結婚して一生大事にしたい。
というよりも周りに羨望のまなざしを向けられたかったのかもしれない。
あと彼は割とモテる方だったので私の意地もあったのかも・・・

それから少しして彼とはお別れした。
激しい喧嘩の末、私は逃げた。

そして数年後にまた同じ事を繰り返す。







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