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保護犬を迎える②「保護団体と譲渡条件」とは?

2022年6月26日に、我が家は保護犬を迎えました。

もし、今後犬との生活を考えている方がいらしたら、保護犬も視野にいれて欲しいと思ったりしています。

でも保護犬を迎えることは、良くも悪くもペットショップやブリーダーで仔犬を迎えることとは違います。

それまでの飼育環境もそれぞれで、色んな苦労をしてきた子もたくさんいるからです。

すべての背景を知った上で、最後まで家族として幸せにする覚悟が必要です。
(これは保護犬に限らず、どんな生き物を飼う時も同じですが)

保護犬を迎えるに辺り、辿ってきた経緯やメリットデメリットをお伝えする事で、少しでも参考にしていただければと思い、記録していく事にしました。

メリットだけ伝えて
「保護犬を迎えるのは尊い」

で済ませるのは無責任すぎると思うので。


ぜひ、参考になればと思います。



まず、保護犬に辿り着くまで、どのような経路でアクセスしていけば良いのかわからなかったので、とりあえずネット検索をしました。

う~ん、便利な世の中。

『保護犬』で検索しますと、様々な団体や紹介サイトが出てきます。

保護活動をしている団体って、色々あるんですね。

動物愛護団体やNPOはもちろん、社団法人や市民団体、株式会社等々。

正直、「すでにここにも商売の手が伸びているのか」と思うような所も少なくはなく、入り口からすでに不安を感じました。

もちろん、きちんとしている団体もたくさんありました。


犬猫を譲渡するに辺り、各団体毎に、それぞれ条件があります。

よく聞くのは
・60歳以上の高齢者のみの世帯不可
・小さな子供のいる世帯不可
・一人世帯不可
・同棲不可
・◯時間以上留守番されなければならない世帯不可
※この場合、子どもや高齢者は、家にいる人数にカウントされない事がほとんどです。

その他、譲渡範囲が限られていたり、家族構成、居住の環境や世帯収入、犬の飼育経験等々、かなりたくさんのチェック項目があります。

これは極々スタンダードな決まり事なので、団体によっては、もっと厳しい条件があるところもあります。


正直、我が家は基本的な譲渡の条件は満たしておりました。

それでも、地域外だ、とけんもほろろに断られたり、メールのやりとりが中途半端で途切れてしまって連絡すら返してくれなくなったりと、とにかく難航しました。
本気で里親探す気あるのか?と憤りを感じることも多々ありました。


まぁ、我が家の云々は置いておいたとしても、さすがにちょっと条件が厳しすぎやしないか?と思う事も少なからずありました。


一人暮らしもダメで同棲もダメ。

結婚していて、でも子供も小さくなくて、本人は60歳未満と言われたら、ごく限られた世代のお家しか条件に入らないのではない?

しかも、今時共働きなんて常識なのに、留守番は◯時間以内なんて言われたら、ますます譲渡の条件は狭まります。


もちろん、全ては犬猫達の事を思っての事なのは重々承知しているのですが。。。

途中で飼育放棄されてしまったり、ずさんな飼い方をされてしまったり、飼い主が高齢で犬を最後まで看取る前に飼い主の方に万が一があったり、繁殖目的だったり、虐待目的だったり。

考えられるリスクはできるだけ洗い出しておかなければなりません。
そして、そうならない為に厳しく条件付けするのもわかります。


でも、あまりにも条件が厳しすぎると、『じゃあ、世の中の誰が保護犬を迎えることができるのかな?』と疑問に思ってしまったのも事実でした。

ましてや、こちらからまめにアクセスしていたにも関わらず、「メール、返信していたつもりで忘れてました」なんて返す保護団体に関しては、憤りを通り越して呆れてしまいました。

条件だけはたくさん提示しておきながら、対応に誠意が見られないのはどうなんでしょう?

保護団体の人は、自分の生活の傍らそのような活動をしている人がほとんどなので、すぐに連絡が取れないのは仕方ないのですが、待てど暮らせど連絡が来ないというのはさすがに『なんのためにこの活動をされているのだろう?』と不信感でした。

しかも、不思議と上からの物言いをされる方も少なくない。

これは、ネットのレビュー等を見てもそのように感じた方が結構いるようでした。

別にへりくだれっていう訳じゃありませんが、普通に対等な立ち位置で発言してくれれば、こちらもこんなにモヤモヤしないのになぁと感じました。


こんなに条件が多くて、保護団体の人にちょっとマウント気味にものを言われたら、『ペットショップで買った方が早い』と思う人も出てくるのは仕方ないなぁと思わずにはいられません。

『いや、ペットショップはお金かかるでしょ?』と言われる方がいらっしゃるかと思いますが、保護犬を迎えるにもお金はかかります。

各団体には『譲渡費用』というものがある所がほとんどです。

これは、あくまでも営利性のない事柄に対して、実際に立替を行った実費分である事が条件です。

具体的には、輸送費や狂犬病予防接種代、避妊や去勢代、登録料等です。

ですので、それに対してきちんと説明してくれ、且つ領収書を発行してくれる団体が正当です。

決して活動維持のための諸経費等は含まれません。

でも実際に私が問い合わせた時に「今いる子達に役立たせていただきます」と言われた団体もいました。

ダメでしょ、それは。

金額もピンきりで、20,000円ぐらいから80,000円以上と様々でした。


因みに、ここまで書いておきながら、私が保護犬を譲渡してもらった団体は、この金銭の面ではかなり悪質だったと思います。

しきりに保険を勧めるし。
っていうか、譲渡条件に保険に入ることがありました。

それ以外は、私のしつこい&こうるさい質問責めにも丁寧に対応してくれましたが(笑)


実際かなりの額を払いました。
「これは、ペットショップのやってることと何が違うんだろう?」と悩みましたが、私の中でその子とご縁ができてしまった以上、お金の所は妥協してしまったのが正直な所でした。


なので、もしただで犬が飼えるなら、という考えで保護犬を考えているなら(これを読んでくださっている方にはいないとは思いますが)、保護犬もお金がかかることを覚えておいてほしいです。

愛護センター等は、高くても10,000円ぐらいみたいですが。


長々と書いてしまいましたが、このようなあれこれを経て、我が家にやっと、保護犬が来たのです。

イヤな事ばかり書いてしまいましたが、デメリットも判断材料には大事なので。

ちゃんとした団体もたくさんあるので、誤解なきようお願いいたします❗

次は、実際に迎えてのワンコの様子をお伝えしますね🎵

次の主役はボクだよ‼️




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