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瞼は永遠の夢をみる


いつからだろう…
夜中になり、さあ寝ようと
部屋の電気を消しても
眠れなくなった。
疲れてない訳ではなく
寧ろ毎日クタクタだ。
なのに何故なのか
目を閉じても
光が眩しく思えて
眠ることが出来なくなった。
昼も夜も起きている事で、
身体は日々つらくなってくる。
本を読んだり
散歩に出かけたり
凡そできる限りの
努力はしてみたけれど
どうしても眠ることが
出来ない。

ある日ふと思いきって
寝ない選択をする事にした。
何があっても寝ないのだ。
すると何故だろう。
今度は眠くて眠くて
仕方なくなってきた。
そうか、
きっと、
眠れないのは
自分に暗示をかけていたせいだ。
これでもうゆっくり眠れる。
誰に何を言われる事もない。

わたしはずっと夢をみていたのだ。
そしてやっと眠ることが出来る。
そう…永遠に

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