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コンサル経験ゼロの私が、モンゴル企業を本気で経営支援する

(この記事は1,673文字、読み時間3分です)

今月、モンゴルに行きます。
スクールの先生が、受講生等を対象にした中小企業診断士育成の支援活動をしておりまして。今回2回目。昨年は、視察を通じて「見る」が主でしたが、1年間学んだことを活かして「診る」視点で経営支援の実習を行います。
実習といっても、単なる研修旅行じゃないので、実在する企業に本気で挑むつもりです(本気で遊ぶ)

私が参加する目的は3つ

①日本や自分の立ち位置や、市場価値を理解する
→日本はこのままでは衰退するのでは?今の自分に市場価値がないのは理解しているけど、どの程度価値がないのか、もしくはどこなら価値が生まれそうかを体感する。

自社の経営やサービスに応用、活用できるものを見つける
→今の会社、土地だけに座っていては、新しいビジネス・価値は生まれない。異業種や海外を肌で感じて今の自分と化学反応させたい。

③将来中小企業診断士として自分が活躍する姿をイメージする
→本気で経営支援することで、いつ診断士になっても良い状態にしたい。
 試験に合格しても、使えない診断士にはなりたくない。

先生やスタッフさんが、このような機会を提供してくれたことに感謝し、経営者の心を動かして次に進めればと思う。

モンゴルは、人口320万(うち遊牧民が100万ぐらい)、国土は日本の4倍、家畜は6,000万頭(日本は1,350万頭)、主要な資源は、石炭や銅、皮、カシミア、11月のウランバートル市の気温はマイナス20度です。
道路もあまり整備されておらず、砂ぼこりや煙(遊牧民の焚き火)が舞っています。日本とはまるで違う文化・経済状況です。

こちらは昨年行ったときの写真です。

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商いとしては、売掛の取引がない、ニコニコ現金払いです。クレジットカードの文化がありません。発展途上国がゆえに、個人に信用がないのです。専用端末不要なデビットカード的なQR決済は普及します。
遊牧民はゲルを転々とするため、住所不定。簡単に配達できないので、おそらく直近でECの発展はないです。Amazonも攻めてこないでしょう。
銀行の金利は15%。羊一匹4000円です(12キロぐらい)

うーん。市場が小さすぎる、リスクが大きすぎる。。となりそうですが、私にはそうは見えず。
ご存知の人も多いかと思いますが、アフリカに派遣された2人のセールスマンの話があります。
靴を売っている2人のセールスマンがいて、裸足の国に行きます。靴を売りにきたわけですが、本社にそれぞれ報告をします。

Aさん「みんな裸足でした。裸足が普通ですから、靴自体のニーズがないです」

Bさん「みんな裸足です。みんなが靴を履いていないので、ここなら靴が大量に売れます」

見ているものは同じですが、2人の答えは違います。
そう、私にはBさんと同じように見えるのです。モンゴルが魅力的な市場に見えるのです。
来年には、新しい国際空港ができる予定。現空港は、地理的制約から、滑走路の片側からしか離着陸が出来きないので、気象条件により運航が制限されています。
豊富な資源に対する投資拡大等を背景に、航空需要も高まるのに、これは死活問題。この問題を新空港が解決する見込みなのはプラス要素。

経営支援時に、注意しなきゃと思っているのが1つあって、それが肩書アレルギー。日本でもよく聞く以下の言葉。

「コンサル屋が嫌い」
「大手の人が嫌い」
「商社の人が嫌い」

口は出すけど、お金は出さないからだろうか。
それとも、口は出すけど、手を動かさないからだろうか。

私は、コンサル屋でも、大手でも、商社でもなく岡野亨。
自分の名前で働くと決めたので、名刺だけで語ることは、絶対にしません。

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まとめ
・モンゴル実習で、実在する企業に本気で挑む
・目的は、日本や自分の立ち位置や、市場価値を理解する
・自社の経営やサービスに応用、活用できるものを見つける
・将来中小企業診断士として自分が活躍する姿をイメージする
・会社名、役職ではなく、自分の名前で働く

昨年度の様子URL↓


2/24追記
モンゴルでのできごとマガジン化しました。つぶやき多め。


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