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決戦クラシコ!レアルがバルサに勝つ方法とは!?

裏切り者!!



いや、あえてね?

僕はバルサ派ですけど、今回は逆の目線から見てバルサを客観的に見てみようではないか!をクラシコ直の前にやるのもありかなと。


昨シーズンと違うバルサ

■vsバルサのハイプレス

今季のレアルはベリンガムを加えたことにより、本格的な世代交代が進んでいる上にプレスもハイプレス志向になっています。

レアルの戦術的思考の変化による、vsバルサの対策法を考えます。

まずはバルサの布陣から逆算して考えます。
バルサの昨シーズンからの違いは、レアルがハイプレスならバルサのビルドアップに対して真っ向からぶつかることになります。

バルサのビルドアップの布陣ですが、今季は2-3-5のような感じ。

昨シーズンとの最大の変化は、カンセロの右SB起用。クラシコ限定でアラウホをヴィニシウスの門番対策右SBがありますが、今のレアルは4-3-1-2で、ヴィニシウスは2トップの一角。とはいっても頻繁に左大外に流れますが、そんなことよりもカンセロのビルドアップの貢献度の高さを優先しないと、最前線の対面構築が崩れてしまう。シティほどの強度があるわけではないのでカンセロのビルドアップでなんとかバランスを耐えれているという状態です。

主に2バック+3ハーフですが、3ハーフに関しては最終ラインに下りることがあります。

条件は、相手ハイプレスの強度に合わせて。相手がフルマックスにやってきたら、バルサもフルマックスで対抗します。

ハイプレス強めで来たCLポルト戦では、お互い前回でやり合っていたので実質5-0-5のような布陣で中盤の空洞化現象が起こっていました。この空洞化した中盤に前線の5トップが縦のギャップを生み出すかのように入れ違いで入ってくるので、ポルトの中盤のマークの受け渡しなどが上手くいかなくなった場面のちらほら。これはレアル注意ポイントです。





■レアルのプレス

昨シーズンまでのレアルであればシステムが4-3-3なので、相手4バックや3トップに対してのプレスは対応可です。ただこのシステムの穴は相手アンカーに対してのマークがはっきりしないことで、じゃあバルサの場合は誰かというとブスケツなわけですよね。これまではベンゼマが戻ってプレスしていましたが、バルサで1番の要注意人物であるブスケツに対してフォーメーション上のマーカーがいないというのは、対策をいくら練っていたとはいっても難しいです。

それが今季はバルサはブスケツが抜け、代わりにロメウが来た。

カンテラ上がりの頃から「nextブスケツ」とは評されていた通りのパスワークはもちろん、守備者としての貢献度はブスケツにはなかったポイントです。あとは、ブスケツがいなくなったことでカンセロに対するビルドアップの負担が増えるというのはありますが、2-3に後方を変化させた影響はブスケツ不在によるところは大きいです。

対してのレアルですが、ベリンガムをトップ下に配置したということでアンカーに対してのプレスが容易になります。
今は若い選手中心で気合に任せてプレスできるんですが、4-3-1-2のプレスの穴というと相手SBにプレスが行かない。

レアルからしたらこのSBの位置に入る選手(カンセロ&ガビ)に対してのプレスをどうするべきか。これをマーク通りIHが付いてっちゃうと、

これやられる。中盤空洞化をフェリックスやギュンドアンにやられる。これでプレス回避をされたのがポルトでありセティエンのビジャレアル。ビジャレアルの時はフレンキーが「+1」としてこの役目にえげつない能力を発揮して守備時を破壊しました。

レアルからして、このプレス回避をバルサにやられるとかなり分が悪い。思いっきり守備ブロックごとプッシュアップできるのなら圧縮は出来てそもそもの中盤にあるスペースを潰すことができるでしょうけど、その代わりCBにファンダイクがいないと裏にある広大なスペースに1発ポーンとやられる。ミリトンいない今のレアルだとそれはきついや。なのでレアルのプレス対策としては、SBに落ちたときのプレスは2トップに上手く引き渡して同サイド圧縮しちゃうか、システムを4-2-3-1にしてしまうとか。アンチェだとこういう大舞台でシステム変更の奇策やっちゃうイメージ(たいてい失敗)なのでシステム変更とかマジあり得そう。





バルサに対するウィークポイント

■レアルはどう攻めるべきか

バルサみたいに「我を貫く!」というより「相手のウィークポイントを的確に突く」がレアルっぽいので、じゃあバルサのウィークポイントをどう突いていこうかを考えます。

カンセロ&バルデという攻撃型SBを左右両方に構えていて、しかも割と攻撃タスクを多く課せられているため、昨年の「BACK」と比べればビルドアップは基本2バックですし、だいぶ後方は薄くなっています。実際に昨シーズンの強固すぎたディフェンスと比べたら失点数は多いです。


バルサ1番の弱点は、カンセロサイドの右です。
カンセロも、シティ放出の要因でもあった個の守備スキルの問題はもちろん、時たま左サイドまで顔を出すときもあり、右サイドを留守にすることがあります。左サイドはガビちゃんが気合で守備しますが、右は反面薄い。右CBにおそらくアラウホが入るでしょう。ヴィニシウス番でもあると思いますが、レアルからしたらアラウホをサイドで引きつけて中央をがら空きにする。今季はベリンガムがいるので、アラウホ裏を突ける選手がいるんですよね。

バルサのウィークポイントを突くならばシンプルに攻めた方がいいです。無駄に工夫すると、バルサの選手は基本守備に忠実なのですぐに戻ってこられます。かつてのモドリッチゼロトップ策とかは嵌らなかったですよね。スピードやフィジカルで勝負された方が嫌です。なんだかんだロナウド&ベイルがバルサからすれば最悪な害悪コンビでした。事前予告でアンチェが「カマヴィンガ、チュアメニ、クロース、バルベルデ、ベリンガムの5枚の中盤で挑む」とか言ってたので、たぶんカマヴィンガがSBやるんじゃないかと思うんですけど、カマヴィンガに左大外とハーフスペースをダイナミズムで支配すれば、たぶんあっという間にここはレアルが支配できると思います。走力的なところは間違いなくレアルの方が上です。正々堂々とフィジカル勝負。これが1番手っ取り早いバルサ対策です。




■ネガトラに無理あるバルサの配置

5トップ化しているバルサの配置ですけど、この1角にSBのバルデを組み込んでいるのでネガトラで全速力で戻ったところでカウンターに対処するのは無理です。だからバルサの守備はハイプレスで相手ビルドアップを窒息させるしか安全にボール回収できる術がないんですよね。チャビがクンデに「そんなに上がるな」と指示だしているのもネガトラの問題解決に俗人的だろうとも抑えたいからでしょう。


レアルが考えるべきことは、実はかなりシンプルでいいんです。「余計なことを考えずシンプルに!!」



アンチェはこれやるだけでバルサを打ち崩せるはず!!まぁ勝つのはバルサだけど!!



次回予告

速報クラシコ!!


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