猫煮小判

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サッカーファンを増やしたい自称なんちゃってサッカー観戦コンサルタント。チーム戦術や個人技の紹介をメインに、footballistaさん等に記事を寄稿。執筆活動に本格的に力を入れます。 仕事依頼はTwitterのDMもしくは scnekonikoban@gmail.com まで

最近の記事

クラシコ直前!!進化するレアル・マドリードの強さと対抗策/Barca is not dead yet

エル・クラシコ直前 今季最後のエル・クラシコを週末に迎えます。舞台は新サンティアゴ・ベルナベウ。 今季最初のクラシコは、モンジュイックでベリンガムの2ゴールによりレアルが逆転勝ち。2回目は1月のサウジアラビアにて、スーペル・コパ決勝で4-1のレアル完勝。レアルの2戦全勝で最終決戦です。 LAST MATCH ■ベリンガムと2トップ。配置的変化 開幕したての頃のレアルなんですが、ベリンガムを頂点に配置した中盤がダイヤモンドになるシステムを採用していました。 ベリンガム

    • アトレティコとバルサの戦争/チャビの要塞陥落作戦

      要塞攻略 アトレティコにとって1年以上負けていないという完全要塞、シビタス・メトロポリターノ。最後に負けたのが昨シーズンの1月のバルサ戦ということで、そのバルサを迎え撃つわけです。 それ以来となるアトレティコとバルサの決戦。シメオネとチャビの戦争。結果は如何に。 シメオネキラーことチャビ ■アトレティコのプレスとバルサとの嚙み合わせ バルサ、アトレティコ共にいつも通りの布陣。チャビ相手に全敗中という意外なデータをお持ちのドン・シメオネは今度こそ打倒チャビ、、、いや打倒

      • ルイス・エンリケのビルドアップとパリの構造/お、お前は、あのデンベレなのか、、ウスマン・デンベレなのか!?

        オラ、ワクワクすっぞ 流行ってますよね。 半年ぐらい前に「欧州最新戦術トレンド」と題した4つのコラムを書きましたが、 少なくとも今のパリはこの上記3つはやってます。 ルイス・エンリケって昔から流行に敏感で、バルサの時のMSNのビルドアップも当時のアンチェレアルをゴリゴリにパクってました。OL系男子です。たぶんタピオカも終わってます。 エンリケ「イマドキ、タピオカなんてマジチョベリバなんですけど~」 パリのティキタカ大作戦■疑似カウンターっぽい、あくまで「っぽい」

        • CL round16 PSG vs レアル・ソシエダ/燃えていたパリとオレたちのタケクボ

          あれが巴里の灯だ シーズン後半戦に突入し、遂にやってきましたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント!! まさかのアジアカップ敗退で早々にサン・セバスティアンに帰ってきた我らがタケクボ。たぶんイマノルはポイチの藁人形作ってたと思う。 イマノル「帰ってこ~い。早く帰ってこ~い。アジアカップなんかよりチャンピオンズリーグの方が重要だろ~?帰ってこ~い。早く帰ってこ~い」 ラ・レアルについては近いうちに取り上げようと思ったんですけど、この試合めっちゃ面白かったんで取り上げます。

        クラシコ直前!!進化するレアル・マドリードの強さと対抗策/Barca is not dead yet

        • アトレティコとバルサの戦争/チャビの要塞陥落作戦

        • ルイス・エンリケのビルドアップとパリの構造/お、お前は、あのデンベレなのか、、ウスマン・デンベレなのか!?

        • CL round16 PSG vs レアル・ソシエダ/燃えていたパリとオレたちのタケクボ

          ライジングスター、ブライアン・サラゴサ

          ジャックナイフ 今季、ラ・リーガに昇格したグラナダという、余程のリーガ通でない限り普通なら注目するようなチームではないクラブがあります。ですが今!ある1人の若手が世界中から注目を集めています。 ブライアン・サラゴサ。まだ22歳の小柄なドリブラー。 すでに来季からバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まっているので、グラナダ及びラ・リーガで見られるのもあと半年です。そんなすでにA代表デビューもしている若武者を見ていきましょう!! まずはコチラ ワンサイドカットで切ったはずな

          ライジングスター、ブライアン・サラゴサ

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【最終章 GUILTY】

          七つの大罪 欲望や感情。それはこの世の中における罪に至る要因。 Guilty■Unexpected results 1勝1分4敗 王国は跡形もなく崩れた。5シーズン前に見せた狂気さの中に垣間見れる知性を感じる勇敢なサッカーは、そこにはなかった。我々がテンハグに期待したのは、一見荒くれるかのような狂気だが、そこに合理性を持ち合わせている狼の群れだ。しかし、実際にピッチ上で表現されていたのはどうだったのだろうか。 勝負の2年目。エリック・テンハグの元には大型補強のビッグ

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【最終章 GUILTY】

          今日でnote開設して1年だとよ!! サンキュー!サンキューな!!

          今日でnote開設して1年だとよ!! サンキュー!サンキューな!!

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【第2章 PRESSURE】

          向けられた刃 Pressure ■夢の劇場 ラルフ・ラングニックの退団によって22/23からマンチェスター・ユナイテッドのマネージャーに就任したテンハグ。サー・アレックス・ファーガソン退任を最後にプレミアリーグを逃し続けている赤い悪魔のボスとしてオールド・トラッフォードに降臨する。 ファーガソンが去ってから10年の月日が経つが、定まらぬ哲学と方向性によりCLすら逃す結果も普通となってしまう悲しい時期を過ごしている。ジョゼ・モウリーニョですらプレミア奪還はできなかった。

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【第2章 PRESSURE】

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【第1章 STORY】

          狂気 狼の習性を知っていますか? 一匹狼という言葉があるように、狼の状況判断力は一匹だとしても非常に高い。ただ、基本的には群れで生息する生き物だ。リーダーが多数集まる集団と化するが、その中から優れたリーダーが群れを率いる。狩りにおいて狼の右に出るものがないのは、一匹一匹の判断力にプラスして優れたリーダーの采配がある。 STORY■すべては小さな町クラブから始まった その男は、選手としての経歴はさほど輝かしいものではない。 1970年にオランダ・ハークスベルヘンに生ま

          エリック・テンハグ 狂気と知性の狭間で 【第1章 STORY】

          【PLAY BACK THE GAME】2005/2006 リーガ・エスパニョーラ第12節 レアルマドリードvsバルセロナ ~ロナウジーニョが伝説となった日~

          #ラ・リーガ Day of the LEGEND 明けましておめでとうございます。 noteを開設して1周年となります。 今後も欧州サッカー(ほぼリーガになると思うけど)を中心にお届けしますので、今年も宜しくお願いいたします。 年明け1発目なんですが、以前のブログから継続で過去のゲームを振り返ろう、温故知新ということで歴史から学びましょうの企画です。今年は、僕がソーシャルネットの世界に出て10年目なのですが(節目節目節目!!)、いつかはこの選手を取り上げたい!と思って

          【PLAY BACK THE GAME】2005/2006 リーガ・エスパニョーラ第12節 レアルマドリードvsバルセロナ ~ロナウジーニョが伝説となった日~

          【年刊ウスマン】ゆくデンベレくるデンベレ2023

          年締め もうすぐ2023年が終わります。 あっという間だったような、長かったような。 新たに迎える2024年はパリオリンピックイヤーです。オリンピックイヤーなんですね!最近東京やった感強いんですけど、もうパリです。 だけど忘れてはないですか? 年越し前の恒例行事です。 あの男を無しに年越しなんて出来ません!!なので2023年のアヤツを振り返ります!!カモーン!! 俺たちのデンベレ■傷心で迎えた2023年 2022年の年末、カタールで終えたワールドカップ決勝で前半

          【年刊ウスマン】ゆくデンベレくるデンベレ2023

          チャビ・バルサ根本的問題/改めて問われるクライフの金言

          頂点への道 CLグループリーグ全日程が終了しました!! 我らがバルセロナは無事に1位通過!3年ぶりのグループリーグ突破です!!3年ぶりかい!! さあ、そんな頂点への道が開けた今宵、次に対戦相手が決定しました!バルサがビッグイヤーを掲げるまでのシミュレーションをしようではありませんか!? ROUND 16 ここは2位通過したグループから選択されます。 当たるは、国内リーグは昨季ほどではないし、ちょっといろいろとおかしくはなっているけど現在のセリエA王者なのは間違いない

          チャビ・バルサ根本的問題/改めて問われるクライフの金言

          エンソ・フェルナンデス@ゲームメイク/南米産一流パサーのプレー

          キーパーソン 当ブログではたぶんチェルシー系を取り上げるのは初めてじゃないかな。 世界王者の司令塔所属するチェルシーとアルゼンチン代表とでは、戦術も違うとはいえプレースタイルも若干異なりますが、今回はチェルシーにおけるエンソ・フェルナンデスを見ていきます。 典型的「南米系パサー」 例えばブスケツとかクロースは、相手のプレスに対してパスでかわす、というのがあります。最近ではモドリッチ系統が増えてますが、ドリブルで運んで相手ブロックをずらして動いたところで急所にパス出すと

          エンソ・フェルナンデス@ゲームメイク/南米産一流パサーのプレー

          アレクサンダー=アーノルドのMF起用はどうなの?

          適材適所 ジョークだと思ってたらマジやったのか。 というのが、トレント・アレクサンダー=アーノルドのMFコンバート。常にと言われてきたTAAの右SBにおける守備問題なんですが、右足のキック精度の良さを中盤で活かしてみないか?とクロップからのお告げでやったところ意外とよかった。「じゃあ来シーズンから検討してみようか」と思っていた矢先に、イングランド代表のサウスゲートが「リバポで中盤やったの?じゃあやってみよ」とお試し程度でしかやっていないTAAの中盤をマジになってやったわけ

          アレクサンダー=アーノルドのMF起用はどうなの?

          セビージャ・クライシス/低迷の理由とディエゴ・アロンソの可能性

          混乱 昨シーズンからセビージャの混乱が続いていますが、今季も継続です。 事の発端 今季はホセ・ルイス・メンディリバルが昨シーズンの終わりから継続で新スタートしました。 奇跡の逆転残留からまさかのELまで制して最高のシーズン終了したものの、今のセビージャには補強できる資金はなく、フリーでセルヒオ・ラモスを獲得ぐらいか。 新シーズンをスタートしたセビージャですが、メンディリバルって「弱者の戦い方」のマスターであって、補強できないとはいえそこそこ選手は揃っているのでメンディ

          セビージャ・クライシス/低迷の理由とディエゴ・アロンソの可能性

          決戦クラシコ!レアルがバルサに勝つ方法とは!?

          裏切り者!! いや、あえてね? 僕はバルサ派ですけど、今回は逆の目線から見てバルサを客観的に見てみようではないか!をクラシコ直の前にやるのもありかなと。 昨シーズンと違うバルサ■vsバルサのハイプレス 今季のレアルはベリンガムを加えたことにより、本格的な世代交代が進んでいる上にプレスもハイプレス志向になっています。 レアルの戦術的思考の変化による、vsバルサの対策法を考えます。 まずはバルサの布陣から逆算して考えます。 バルサの昨シーズンからの違いは、レアルがハイ

          決戦クラシコ!レアルがバルサに勝つ方法とは!?