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二十歳から芝居とか始めたわけですが、なんで、始めたのか分からないぐらい。才能がなかった。

歌えないし、踊れないし、しゃべれないし、なまるし、ぎこちないし
業界のヘレンケラーか?奇跡の人か?笑

それで、始めた以上は、とりあえず努力するわけです。

そして、演劇とは、なんぞや?と勉強しようとすると、そこにあるのは、ハリウッド方式というか、いわゆるスタニスラフスキーシステムですね。それしかない。だから、それを軸に勉強をしてみるわけですが、言いたいことは、なんとなく、系統立ててあるので、大体分かるのですが、面白くない。ていうか、うまく行かない。

かなり、追いつめられる。辛い思いをする。芝居って、なんてつまらないことをするんだろう。と思った。

そして、リーストラスバーグの代表的な本、メソッド演技。
この英語のタイトルを知っていますか?
Dream of passion です。え?まさか?キリストの受難?
まてよ、表現って、expression って、
つまり圧力をかけられたものを押し出すこと?
そうか!

西洋式だと辛い思いをしないと表現にならないんだ。
だから、芝居の稽古が辛いんだね。笑

でね。なんで、こんなことになるのかなって?
そして、この方式、本当に日本人に適してるのかな?
って、素朴に思うわけです。

それで、この歳になって、やっとわかってきました。

西洋のそれって、精神世界の追求なんですね
そして、精神が肉体をコントロールすることを素晴らしいとした。

ところが、日本ってやつは、精神はどうも信用がならん、
それよりも身体だろうって、身体が精神をコントロールする

そのほうが、神秘的だし
無茶奥が深いし、楽しいし、「道」にできるほど、どこまでも追求できる。

そう、表現とは、何かを伝えるための手段ではなく、目的なんだってこと
こうなったとたんに、芝居はとても面白いことになる

これだね

このことを、これだけでは、まったく意味がわからいと思いますので、
このnoteに、ちょっとづつ書いて行くつもりです。

よろしくお願いいたします。



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