苦痛ゆえの絶望でなく普通ゆえに絶望することもある

画像1 人生行き詰まっている訳でもなく普通の状態がいかに苦痛かという事を時折無性に考えたくなる。岡本太郎『自分の中に毒を持て』でゴッホの自殺が出てくる。"自分を追求しぬき~ズレを克服できず"と解釈される。類稀なる才能があっても本人の中に如何な葛藤や失望があるか?は他人からは見えない。また多くの人はそれなりに普通に生きつつも辛い事を同時進行的に経験しているが、他人にはそれは絶対見えない。即ち普通の状態とは、あらゆるこうしたものを含んだ、振れ幅の大きい極めて不安定な状態だとも言えるのではないだろうか。

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