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地方出身者が港区に住み始めて思うこと

電車通勤がしたくなさすぎるのと、会社の近くに住むと手当が出るので、港区に住み始めた。
今回は住み始めて思っていることを書く。

港区に住み始めて思ったこと

主に思ったことは以下の三点。
①そんなに年収がなくても普通に住める
②別に大したことない人も多い(母数が多いので、すごい人もいるが)
③住んでるだけではタワマン文学のような世界と遭遇することはほぼない

①について、別に物価がめちゃくちゃ高いというわけでもない。
家賃が確かに高いが、月8万円以上出せば狭いが清潔で満足できる家に住める。都内だと車が基本不要で交通機関が充実しているので、旅行やアウトドアの時にレンタカーを利用する程度で十分。車を所有する費用を考えると固定費としては、地方とそれほど乖離はない(実家に住むなら話は別だが)。
家賃の比率を月の手取りの1/3に抑えるのが理想と言われるが、であれば月24万円以上あれば良いことになる。
年収600万円以上稼げるようになってからじゃないと住めないとかそんなことは全然ない。

②について、話してみると頭の回転が特別早いわけでも容姿がめちゃくちゃ優れている人ばかりというわけでもない。
良い車に乗って都内で暮らしている人を見ていると、この人くらいでも良い暮らしができるなら自分もできる気がして元気が出る。
また、意外と古い建物が多いエリアも結構あり、港区という言葉から連想するキラキラのイメージは一部にしか当てはまらないとわかる。

③について、確かに都心に住んでいるとタワマン文学のようなキラキラした世界へのアクセスはしやすくなるが、住んでいれば自然にその世界に入れるわけでは決してない。
大企業に属して根拠なく威張っている人に対して、「所属している企業がすごいだけで、あなた自身がすごいわけではないですよ」という揶揄があるが、それに近い。
確かに自分が知っている人から「麻布の〇〇というバーに行くとXXって会社の社長が常連で、よく話すんだよね〜」と言った話を聞くので、自分次第でそのような世界やコミュニティに入れる余地があるんだなと感じる。しかし、それはそのためのチャンスを掴みに行くための努力をしないと入ることはできない。

港区に住んでよかったと思うか?

個人的には就職のタイミングで都心に住み始めてよかったと思っている。
「蓋を閉めた容器の中に入れられたカエルは、何度か蓋にぶつかるうちに、蓋が外された後も蓋があった位置よりも高く飛ぶことができなくなる」という例え話がある。地方に住んでいた時よりも、蓋が思ったよりも高い位置にあること、もしくは実は蓋なんてなかったことが都心に住み始めて感じるようになった。
この人がこんないい暮らしができているなら自分もそのくらいできそうだと思えるユースケースと生活している時によく遭遇するからだ。

また、一番東京に住んで感じたことは文化レベルの高さと情報へのアクセスの容易さである。でかい本屋に行けば今何が流行っていて、何が良い本と言われているのかすぐにわかる。地方の本屋では自分で中身を見て選別する必要があったのに、すでに選別された状態で、豊富な種類が用意されている。YouTubeやAmazonのおかげでその差は減ったと思っていたが、依然としてその差は大きいと感じる。
要は、自分自身のセンスがなくともセンスの良い他人が既にパッケージ化してくれていて「巨人の方に乗る」ことができる環境が整っている。

今後も都内に住んでいきたいか?

個人的には、今後も都内に住んで行きたいと思うし、転職するとしても都内の企業を選ぶ。
家庭ができたとしても少なくとも電車一本で都心にアクセスできる場所に住む。
なぜならば、都心は、人・モノ・場所、様々なアクセスがよい。教育水準も自然高くなる。私は生まれた時から都心に住みたいと思った、なので、自分の子供にも都心の恩恵を与えられるようにしたいと思う。

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