リンって2種類あるって。

ネコの腎臓の問題に考え込むのは、シニアになると逃げられない問題。
とくに腎臓を傷めるといわれる、リンについては、その摂取に大変に神経質になる人もいます。

基本、リンについては、いろいろな食べ物に含まれているため、それを避けて、通常の食事をさせることは不可能なので、できるだけ少ないもので構成された食物を、ということになるのですが、これがために、そのねこちゃんに、本当に必要な栄養まで、取れなくなってしまっているケースがあったので、考察。

まず、肉食のネコに必要な栄養といえば、たんぱく質はご承知の通り。
ただ、高たんぱく質の食べ物には、リンも多く含まれるというので、
避けるべきという意見も。

たしかにリンは必要以上に体内に残ってしまうと腎臓などの石灰化とかおこしてしまうので、忌み嫌う人がいても、わかりますが、

結論からいうと、これは違う。と。

ポイントは、リンは2種類ある!

有機リンと無機リンです。
有機リンは、自然由来の食物に。
無機リンは、添加物の中に。

リンは2種類あるのをご存じでしたか?

①有機リン
肉や魚などの動物性食品、
豆や穀物等の植物性食品に
含まれています。

②無機リン
加工食品、カップめん、
清涼飲料水等に
食品添加物として含まれています。
添加物を使用している市販のペットフードが該当しやすいです。
https://four-foods.com/1847/

そして、体への吸収率は、
有機リンは20~60%
無機リンは90%~100%

お気づきかと思いますが、有機リン、すなわち添加物なしの自然食品を食べているなら、体に吸収されにくいため、ここで、リンを警戒してタンパク質の摂取を控えるのは、ナンセンス。

ネコちゃんの体調を、食事で維持・増強・改善するなら、タンパク質しかありません。

逆に、無機リンってやばいっすね。
いわゆるカリカリ・キャットフードって食品添加物てんこもりなんですけど、100%吸収ってどういうことだよって感じです。
こんなの食べてれば、よくないよ!

まとめ
有機リンと無機リンという2種類があって、一緒くたにされて、必要なタンパク質も警戒されている方が多かったので筆をとりました。

あそうだ。こちらのフリーズドライささみは安くていいですよ。おすすめです。

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