猫田

人生の半分以上を腐女子として生きています。所謂「普通」の人生を歩んでこなかった人間です…

猫田

人生の半分以上を腐女子として生きています。所謂「普通」の人生を歩んでこなかった人間です。うつ病でも育児中。

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  • うつのおかあさん

最近の記事

うつのおかあさん-28 人生会議

 前回からだいぶ間が空きました。皆さんどうお過ごしでしょうか。  私は昨日の受診でやっと『複雑性PTSD』の診断がおりました。長かった・・・・・・いや本当に、心理テストが多すぎて・・・・・・知能テストもやったし、発達障害のテストもやったし、多くて。  主治医曰く「トラウマは流れる雲に乗せてどこかへやってしまう気持ちでいればいい」らしく、そうして受診後見上げた空は、雲しかない曇天でした。  さて、私は夫と人生会議をしておりました。この先の人生についての会議です。  なぜそ

    • うつのおかあさん-27  備忘録

       10/15  夫の入院・給湯器故障  なんで今壊れる?  10/16  夫の手術  これは予定通り、ただ言うならば少しだけ、予想より緊張していた。手術は予定通り1時間程度で終わり、手術室から病棟へ戻る途中に一瞬だけ会わせてもらえた。医師からは「予想より扁桃腺の癒着が少なかったのでいい感じでした」とのことで一安心。  娘はお父さんがベッドごと移動で酸素マスクをつけて朦朧としながら来るとは思っていなかったようで(私も思っていなかった)、お父さんの姿にドン引きしてしまっ

      • うつのおかあさん-26 フラッシュバック

         最近頭によく浮かぶことがある。  前の会社で嫌だったたくさんのこと、旦那の両親にされた嫌だったたくさんのこと、もっと昔の、前々職でいじめられたこと、もっともっと昔の、両親に与えられた絶望たち。  それらが順番にフラッシュバックする。フラッシュバックが怒ると、前の主治医に教えられた気を紛らわせる方法をするのだが、フラッシュバックする事柄の種類がありすぎて、1つが消えてもまた1つが始まる。それがとてつもなく苦しい。  嫌な人間というのはどこにでもいて、嫌な人間を罰する法

        • うつのおかあさん-25  夏休み

          真夏の盛り、私は今日も12時間眠っています。  これでも前回の記事(5/31)より5時間ほど減りました。猫は1日に18時間寝るそうですが、私は猫からよく寝る人間に変わったということです。でもこれは12時間で充分というよりかは、12時間でもなんとかやれるようになった、というに近い感じ。  睡眠導入剤は1錠が効かないけど2錠じゃ翌日使い物にならなくて、1.5錠にしてちょうど良くなりました。そんな感じでいろんなところのほつれを少しずつ直しているような日々を過ごしています。

        うつのおかあさん-28 人生会議

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        • うつのおかあさん
          27本

        記事

          うつのおかあさん-24 5月病

           5月病というものは、4月から新生活を始めた人々が疲れを感じてなんとなく元気がなくなる、そんなもののことをいうのだと思っていたのです。  我が家はもっと分かりやすく、潰れていました。  まずGW最終日に娘が全身に原因不明の蕁麻疹を発症し、#8000に電話をしたところ救急へ! と言われて(電話をしたのは何度か目だったが「行って!」と言われたのは初めてでした)遠くの救急外来へ。1日分のアレルギー薬を出されて終わり。のんだらスッと引いたので明日には治ってるかもね~とか旦那と話してい

          うつのおかあさん-24 5月病

          うつのおかあさん-23 名札を捨てる

           前回の記事の、電池が切れてからわりとすぐ受診日が来て、即1か月の休職となりました。  実はこの時の受診から病院都合で主治医が替わったのですが、多分当たりのガチャを引きました。その人が「今はもうなにもしないでください、本当に死んじゃうので。診断書ならいくらでも書くので」と言うので、付いてきてくれた夫に甘える生活が始まりました。  その1か月の間は酷かった。1日17時間くらい寝ていて、起きてもなにも出来ない。  よく女の人が鬱病になると起こると言われる「献立が決められない・

          うつのおかあさん-23 名札を捨てる

          うつのおかあさん-22 しんどい

           生きるって、なんだろう。  それは呼吸、心拍、脳の電気信号、身体が機能している状態。  私はずっと、そう昔自殺未遂をした時から、生きるとは「ただ生まれて、まだ死んでないだけ」と思っている。  ただそれが、どうしようもなくしんどい時がある。今さっき、夕方ごろに、ふつと糸が切れるように、私は動けなくなった。髪を乾かし終わって、はたと身体が止まってしまって、身体のどこにも力が入らなくて、なにをすることもできず洗面所の椅子に座り込んでいた。  それからまぁなんとかしてこたつに入っ

          うつのおかあさん-22 しんどい

          うつのおかあさん-21 職場でのこと

          新年、親と同じ年齢の同僚を、ハラスメント通報しました。 時に会社はハラスメント撲滅に力を入れていて、私もたくさんのハラスメント例の動画を見せられ、通報先の外部機関の電話番号もすぐに分かる状態になっていました。 事は年末、12/27のツイートを参照すると、うつ病の私がいる横で加害者がBさんに「うつ病みたいな顔してればたくさん休めるもんね、私もやろうかな」と話したところから始まります。 前から「それうつ病の人に絶対言っちゃいけないセリフですよね?」っていうことを定期

          うつのおかあさん-21 職場でのこと

          2022年・大晦日に

           去年もやったので今年もやろうと思って、大晦日の今日、この記事を書いています。  2022年はとても沢山のことがあった1年で、盛りだくさんでした。そして盛りだくさんにできたということは、病気が悪化することはほぼなくいられたということなのかなと思います。悪くなっても数日~1週間で復帰できたり、自分が今から悪くなるなって予測ができるようになったり、進歩したんだと。  さて、そんな2022年にあったことを挙げてみましょう。 ・ドラムを買うと決めた ・初!職場の後輩ちゃんがツ

          2022年・大晦日に

          うつのおかあさん-20  推しに会いに行く

           ナンバリングも20になりまして、皆様この秋という寒暖差が馬鹿になったような季節をどうお過ごしでしょうか。  前回の記事が「多分その内出社します」だったあの後、2週間働いては1週間休むみたいなリズムで出社して、ここ数週間は落ち着いてきた感じ、といったところでしょうか。  気圧の変化に身体が対応できなくなり、秋の寒暖差で自律神経はバグり、生き返ったり死んだりしながら過ごしています。  さて、疫病のせいで旅行をすることもなくなって数年経ち、でももうそろそろ良いでしょ、と見

          うつのおかあさん-20  推しに会いに行く

          うつのおかあさん-19 多分その内出社します

           体調不良。  先週金曜から仕事を休み始めて、今日で5日が経った。土日はそこそこ動けたけれど、月曜はずっと寝ていた。そして今日・火曜も同じく。なんなら今日が一番体調が悪い。  これは私の場合なのだけれど、鬱で体調が悪い、というのには種類があって、 ・重力が3倍になる ・暗いことばかり考えてしまう ・もうなにもできない  の3種類にだいたい分けられる。今回は上2つ。重力が3倍だから布団から動けなくて、ひたすら眠くて眠ることしかできなくて、起きている間はネガティブ思考一直線。 「

          うつのおかあさん-19 多分その内出社します

          うつのおかあさん-18 地雷のはなし

           この話をナンバリングでするのかどうかは悩んだのですが、一応日記というか、日常の書き散らしとして。  ヲタクとして生きている限り、ほぼ全ての人になにかしらある可能性の高い『地雷』について。ここでいう地雷とは『どうしようもなく苦手だから見聞きすると死んでしまうもの』を言う。  簡潔に言って、私の地雷は2つだけ。 ・首吊り ・首絞め  だけです。それで人が死んでも死ななくても、できれば見たくない。でも全く無理なわけではないから、即死の地雷ではない。むしろそれよりグロくて

          うつのおかあさん-18 地雷のはなし

          うつのおかあさん-17 夏の大冒険

          お久しぶりです、猫田です。  noteを更新せずになにをしていたかというと、長編小説を書いていました。長編と言っても8万字弱なのですが、1万字に届くかどうかの小説が主な私にとってこれは間違いなく長編でした。  小説賞に出したのですが、それはただ書いていた途中で出したい賞が始まったからであって、最初は彼らの物語をどこか大きな場所に出そうとも思っていませんでした。  創作BL、を主に書いているのですが、今回の彼らを書いていて分かったことがあります。それは私が「BLを書きたくて書い

          うつのおかあさん-17 夏の大冒険

          うつのおかあさん-16 憂鬱

           今私は月火木金の週4、半日だけ働いている。それが今の私が無理なく働ける最長時間なのだから、不便な身体になってしまった。 今回の記事はほぼ愚痴だ。なので、人の愚痴を見たくない人は回れ右してほしい。  私の就業時間が約半分になったからといって、仕事量が半分に減っているわけではないのが不思議なもので。なぜか大きなセクションをひとつ、完全に任されていたりする。それも最初から、というか復帰後すぐには私の担当ではなかったのだが、とある先輩が私に「これからは一緒にやろう」と言って

          うつのおかあさん-16 憂鬱

          うつのおかあさん-15 あの子のこと

           この記事には死産の描写があります。ご注意いただき、お読みいただける方だけお進みください。 *************  妹が妊娠をした。妹はすでに結婚しているし、それは当然来るであろう未来で、私はそれをとても喜んだ。夫の家族と縁を絶っているので、私にとってきょうだいと呼べるのは妹とその旦那さんだけだったから。  私という人間が普通の家庭で育ってこなかったということは、妹も同じだということになる。ただ私は幼い頃からなんの皮肉かよりにもよって母親から「妹を

          うつのおかあさん-15 あの子のこと

          うつのおかあさん-14 卒園式

           今日の佳き日に、私たちは保育園を卒園します。  私の娘が保育園に入園したのは1歳と2ヶ月の、よちよち歩きもいいところの、赤ちゃんから毛が生えた程度の幼児だった。1歳児クラスといってもそこにはすでに2歳の4月生まれの子から、まだ1歳になったばかりの早生まれの離乳中の子もいて、私はこのとき初めて、早生まれというものがこの年の子供にとってハンデとなり得るかを知った。  それでも、我が強く自分にも他人にも負けず嫌いで2月生まれの我が娘は、周りに上手いこと混ざって生活を始めてくれ

          うつのおかあさん-14 卒園式