高校生の頃、ゆずの2人が好きで、歌をよく聞いていた。
当時ウォークマンに入れていた「夏色」を母の車で聴きながら、今日はどんな1日になるのかなとキラキラした気持ちで登校していた暑い夏のことは、今でも憶えている。

しかしそんな思い出がまぶしすぎたせいか、卒業後ゆずの歌は時々しか聴かなくなっていた。
あれこれ聴いたら、思い出とやり直したい気持ちでいっぱいの高校生活に戻りたくなってしまうような気がしていたからだ。

2人のことを、数年ぶりにじっくり見たのは昨日のこと。
少し前に放送した金スマで、【中居くんとゆずのサシ飲み企画】なるものがあった。両者と、単純に"サシ飲み"が好きな私にはうってつけの回だった。

話を聞いていると、現在に至るまであれだけヒット曲を出しているゆずも、挫折を味わった時期があったのだとか。
いつも笑顔で輝いていて、失礼ながら売れてからそこまで苦労しているイメージがなかっただけに、驚いた。
人気者でも挫折や悩みがあるのなら、ただの一般人の私にはあって当然だよなあとぼんやり思った。

番組を見終わった感想としては、すごく面白かった。中居くんもゆずも、表面上は分かりづらいけれど、実はハートが熱いところが似ているかもと思ったり。
あと、番組のなかで色々なゆずの歌が流れたのだが、特に「REASON」が不意に流れたとき、ぶわっと懐かしさが溢れた。
部活も勉強も一生懸命だった頃の私を支えてくれた歌だから、思い入れが強い。

せっかくなのでこれを機に、思い出巡りがてら再びゆずの世界を冒険しようと思う。
2人が作る歌は、音楽の力は、やっぱりすごい。