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ねむ、東京大学メタバース工学部で授業「メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド」

私バーチャル美少女ですけど、東京大学「メタバース工学部」で稲見昌彦教授・アシュトンさんと共に「メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド」と題して2024年3月20日に中高生向けの講義を行いました。

アバターの文化とファッションについて、実際の私のデザインや制作の流れから、VRライフスタイル調査から見るユーザーの利用動向、今後の経済へのインパクトなど様々な観点でお話しました。私は主に唯一無二のアバターを作る「オリジナルアバター」について、アシュトンさんは販売アバターをカスタマイズして個性を表現する「改変アバター」についてお話しました。改めて考えを整理できて、たくさんの質問も頂くことができ、楽しく授業させて頂きました。

この記事では、東京大学「メタバース工学部」とは何なのか、授業の概要やみんなの感想まとめました。


東京大学「メタバース工学部」とは

東京大学「メタバース工学部」

設立構想と工学教育プログラム
 「メタバース工学部」は、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指しており、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場です。東京大学大学院工学系研究科・工学部が中心となり、産官学民一体となり、DX人材の育成を進めます。

【1】設立の目的
 近年の急速な技術発展や、働き方の多様化などがもたらした産業構造の根本的な変化により、さまざまな立場の人々の間で最新の工学や情報学を習得したいという需要が高まっています。一方、社会全体では、先端テクノロジーが次々に生まれ、データによる価値創造が急速に進む中、データやテクノロジーを活用して未来社会を構想できるDX人材が決定的に不足しています。こうした背景のもと、工学や情報の学びの機会や工学キャリアに関する情報を多様な人々に提供することが「メタバース工学部」設立の目的です。
「メタバース工学部」は、工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとする新しい学びの場ならびに工学キャリアに関する情報を提供することを目指します。年齢、ジェンダー、立場、住んでいる場所などに関わらず、すべての人が工学や情報を学べる教育システムを構築します。特に、工学や情報の魅力を女子中高生に伝え、DX人材育成のダイバーシティ推進を加速します。

【2】工学教育プログラムについて
メタバース工学部は、以下の工学教育プログラムを提供します。
(1) ジュニア工学教育プログラム(略称:ジュニア講座)(主な対象:中高生・保護者・教師)
工学や情報の魅力を早期に伝えるため、中高生を主たる対象として、産業界と大学が連携した工学教育プログラムを提供します。ジュニア講座は無料でどなたでも受講いただけます。
(2) リスキリング工学教育プログラム(略称:リスキリング講座)(主な対象:社会人・学生)
社会人や学生の学び直しやリスキリングを支援することを目的として、人工知能・起業家教育・次世代通信・プログラミングなどの最新の工学や情報をオンラインで学ぶ教育プログラムを提供します。受講者のニーズやレベルに合わせた多様なコースを順次開講し、受講生には科目毎に修了証を発行します。

※出典:メタバース工学部の概要 | METAVERSE SCHOOL OF ENGINEERING | メタバース工学部

メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド(文系から見る先端技術シリーズ)

メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド(文系から見る先端技術シリーズ)

メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド
(文系から見る先端技術シリーズ)

メタバースを体験したことのない中高生の学生さんを対象に、メタバース住人のアバター利用傾向と、最新のファッショントレンドについて解説します。

2024年3月20日(祝)10:30~12:00
登壇者:稲見 昌彦先生、バーチャル美少女ねむさん、アシュトンさん

【内容】
・オリジナルアバター文化の紹介(ねむさん)
・改変アバター文化の紹介(アシュトンさん)
・データから見るアバター文化(ねむさん)
・メタバースの最新ファッショントレンド(アシュトンさん)
・ディスカッション・質疑応答(稲見先生・ねむさん・アシュトンさん)


【担当教員】
稲見 昌彦
東京大学先端科学技術研究センター 教授

バーチャル美少女ねむ
メタバース文化エバンジェリスト/ VTuber / 作家
黎明期の仮想世界に生きるメタバース原住民にして、その文化を伝える「メタバース文化エバンジェリスト」。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber。2023年には『メタバース進化論』で「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞。国連の国際会議「IGF京都2023」に登壇し英語でプレゼンを行った。
X : https://twitter.com/nemchan_nel
note : https://note.com/nemchan_nel/

アシュトン
メタカル最前線 編集長
ソーシャルVRに関するユーザーカルチャーの最前線を伝えるWebメディア「メタカル最前線」を2022年4月に創刊。現在も同サイトの編集長を務める。VRChatを中心に週100時間ほどメタバースへ没入している。ABEMA Prime、NHK「100カメ」、テレビ東京「ザ・ドキュメンタリー」などに出演。
X:https://twitter.com/ashton_vrchat
メタカル最前線:https://metacul-frontier.com/

※出典:メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド(文系から見る先端技術シリーズ) | METAVERSE SCHOOL OF ENGINEERING | メタバース工学部

みんなの感想

授業風景 - メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド

VRライフスタイル調査のデータを紹介

メタバースでのライフスタイルを可視化するため、全世界のソーシャルVRユーザー2,000名を対象に行った大規模公開アンケート調査「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」より、アバターの利用動向に関するデータを紹介させて頂きました。

アバターの入手方法 - VRライフスタイル調査
逆の性別のアバターを使う理由 - VRライフスタイル調査
アバター種族 - VRライフスタイル調査

ねむ×稲見昌彦教授

バーチャルリアリティ研究の権威である稲見先生とコラボをさせて頂き、本当に勉強になっています。ありがとうございます。

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