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雑な丸投げ仕事を受けてしまった場合に意識する3つのポイント

仕事をしていると、雑な依頼をされることが多くあると思います。どうしよう、どうしよう。と、悩んでいる間に時間はどんどん過ぎて。直前になって、進捗を聞かれ。完成度の低さに怒られてしまう。
そんなパターンが多かれ少なかれ、あると思います。

頼んだ人自身も完成形のイメージがついていない。

あたかも、「あなたの力を試しているのだよ。」と言わんばかりの態度で雑な依頼をしてきているのは、あなたの上司かもしれません。それ、実はどんな完成形にすれば良いかイメージがついていないんです。
だから、あなたに「任せた」ということにして、楽をしようとしているんです。

楽をさせてあげると評価は上がる

その人は楽をしたいのです。じゃあ、楽をさせてあげましょう。組織で仕事をする以上、あなたのお客さんとして考えるくらいの気持ちで仕事を受けましょう。自分に楽をさせてくれて、良い仕事をしてくれる部下を評価しない上司がいるでしょうか。

「いる。まさに私の上司だ。」と答えたあなたはすぐに上司を変えたほうが良いです。とは言ってもすぐには上司を変えれないよ。という場合は、以下3つのポイントを意識して仕事をする練習だと思ってください。

この3つがキチンと意識出来ていれば、評価は間違いなくついてきます。

ポイント1.目的は何だ。

まず、雑な依頼を受けた際に考えなきゃいけないこと。その作業をする「目的」が何か。ということです。ここを履き違えると、あなたの作業は全て無駄になります。もっとも重要なことです。

この作業をする目的は何だ?ということを考えてください。目的を考える時の視点としては、「行動」に着目することです。
この作業や、資料を作成して、誰にどんな「行動」をおこしてもらいたいかを考えます。

「製品の比較資料作成」という作業を行っているのであれば、お客さんに「製品の購入」という「行動」をおこしてもらうことが目的となります。
ここで、間違えてほしくないのは、「製品の比較資料作成」の目的を「製品の比較」にすることです。製品を比較することは「行動」ではありません。頭の中で完結することを目的にしてはいけません。「製品の比較」のその先にある「行動」まで考えることが重要です。

ポイント2.前例を探せ。

きっと、あなたの会社のなかには、同じようなことをしたことのある人がいるはずです。全く同じでなくても、似たようなことをしている人は必ずいます。「製品の比較資料」なら、別の製品でも、まったく別の業界の比較でもなんでも構いません。とにかく会社の同僚や、先輩などに声をかけて資料を探してください。

0から1を生み出すことは小さなことでも、かなりのパワーが必要です。その前例が0.1でも、0.01でも利用出来るのであれば、想像よりも遥かに有用です。人は「創造」することよりも「改善」することのほうがはるかに得意です。

ポイント3.20%でレビュー

仕事をする上で時間を無制限にかけてよいことはありえません。すばやく、アウトプットすることが求められます。雑な依頼を受けた場合、「目的」を考え、資料などを作り始めますが、20%の出来栄えくらいまで当日中もしくは翌日までに持っていきましょう。ここはスピードが大切です。

頼まれた仕事をすばやくやってくれているな。という安心感を与えられます。また、最初の20%部分は悩みすぎると、仕事が進まなくなります。一気に作って、すばやく指摘をもらいましょう。

この段階は、わざわざ打ち合わせをするまでもなく、「ちょっと方針確認させてください。」くらいの状態で良いです。上司もどんな完成形になるか、想像がついていないので、まずは、少しでも良いので形にします。

形あるものに対しては、「もっとこうしたほうがよい」とか、「ここはいらない。ここは足りない。」など意見が出やすくなるものです。まずは形にして方針をあわせましょう。20%ほどであれば、手戻りがあっても大きなロスにはなりません。

まとめ

1.目的は何だ?
      ・目的は「行動」と結びつくまで深めよう。
2.前例を探せ
      ・「創造」より「改善」しよう。
3.20%でレビュー
      ・すばやく形にして、指摘をうけよう。

これらを意識して、雑な仕事の依頼をこなして行きましょう。
能力が上がれば、環境を変える自由も手に入ります。

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