19.20

19歳、夏
何の目標もなくただ入った予定をこなす日々
変わらない日常を送り、狂いそうな夜に耐え忍ぶ毎日
空虚な虚無感に襲われ、息をしていることにすら嫌気がさす
その中で痛みだけが痛烈な感覚として残っていて、生きていることを確かめるかのように腕を切る
「半袖が着れなくなった明日をどう過ごそう」なんて考えながら生きていることを確認して、眠りにつく
毎日夢を見すぎて自分すらも夢のように思える
夢であってほしい、この気が狂うような現実が夢であってほしくてひたすら眠る
疲れた、疲れた、早く誰か殺して
そう願う事しか出来ない夏、19歳

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