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【体力勝負】ワンオペ子連れ長時間フライト一時帰国編

こんにちは。今日は下書きに長いこと眠っていたこの記事を世に出したいと思います。書き始めたのは2月、今は4月です。いつもこうなんだよな。

先日、娘と二人で一時帰国をしました。ワンオペでは初の長距離フライトとなり、正直成功とも失敗とも言い難い結果ですが、備忘録兼ねてまとめてみようかなと思います。少し長いですがお暇な方はお付き合いください。

参加者のご紹介

・わたし
30代女性。体力筋力ともに平均。
東京ニューヨーク間のフライトはこれが4回目なので特に旅慣れているわけではない。あまり飛行機で眠れないタイプ。

・娘
元気いっぱい1歳0ヶ月児(当時)。体重は10キロ超え。フライトは今回で3回目、一時帰国は2回目(前回生後8ヶ月)。1日の食事はミルク4回、離乳食3回。普段は朝まで11時間くらい寝る。カーシートでも眠れるタイプ。

便と席、どうする?

前回の経験から、夜便をうまく使うと日中のスケジュール調整が不要で機内でも比較的寝てくれることがわかったので、今回もそうすることにしました。
JFK深夜発、羽田早朝着です。
ちなみに帰りは羽田夜発、JFK夕方着。
時差14時間&フライト時間も14時間で行きは丸一日消失するし、帰りは「出た日時に着いた…?」みたいになります。おもしろいね。

個人的には席が(親の負担的にも)重要だなと思っていて、こちらも前回の反省を生かしました。

前回(わたし、夫、娘)
往路→ビジネス大人2席のみ、バシネット使用
復路→エコノミー3席、カーシート&バシネット使用

まず往路ですが、ビジネスのバシネットは席に着いていると見えづらい位置にあるので、泣かれるまで起きているのか寝ているのか分からず落ち着かなかったです。
またビジネスを赤ちゃん用に1席取ってもお世話ができないので必然的に大人と座るのですが、赤ちゃんを膝に乗せて長時間はしんどい…ビジネスだとてしんどい。
あとご飯はかなり食べにくかったので、夫婦で交代でしのぐしかなかったです。危ないしね。

一方復路で娘の分も席を取りカーシートを設置してもらったところ、親の手を離せるのでかなり楽でした。カーシートで寝てくれれば万々歳、寝てくれなくても少し手を離したい時に座って待っててもらえるだけでこんなに変わるとは…!

乳幼児は2歳までは無料のところわざわざお金を出して席を取るなんて、という気持ちもなくはないですが、初のワンオペフライトでとにかく自信がなかったのでお金で安心を買いました。結果その価値はあったと思っています。だってそれだけで機内食をきちんと食べられるんだぜ。

真冬のフライトコーデ

体温調節が難しそうな真冬のフライト、色々考えてこうなりました。

・わたし
ヒートテック+スウェット上下+コート+スニーカー

実は行きは上をスウェットではなくニットにしたのですが、機内がそこまで涼しくなかったので厚くも薄くもないスウェットパーカーで十分でした。
その代わりにスウェットパンツの方はヒートテックのものにして、空港の外に出ても寒くないように。
スウェットパーカーとコートは必要なものを出し入れしやすいように大きめのポケットのあるものにしておきました。
あと厚手の靴下!!!セキュリティを通る際に靴を脱ぐので、薄手だといやだなと…持っている中で一番分厚くてもこもこのにしました。

・娘
長袖ボディスーツ+スウェット上下+靴下+帽子

空港までの移動は車だったので、娘には特に厚着はさせませんでした。飛行機でおむつを替えることも考慮して、動きやすく脱ぎ着がしやすい服に。
なんとなくH&MでNew Yorkと書いてあるスウェットを買いました。かわいい。

「持ち物」と「持ち方」だったら圧倒的に「持ち方」のほうが重要です

ワンオペでのフライト、とにかくどう必要なものを持ち運ぶかにかかってます。なぜなら腕が2本しかないので。
娘はまだ一人では歩けない時期だったので、荷物はこんな感じで持ちました。

リュック
・パスポート
・財布
・貴重品
・イヤホン
・ポーチ(化粧品など)
・充電器
・娘のおもちゃ
・スリッパ(親子分)

感想:おもちゃは4種類くらいにとどめたのですが、そんなになくても良かったな〜!CAさんに頂いたシールとかおしぼりとか小さいペットボトルの方がよっぽど遊んでました。安心材料としてお気に入りを少し持つくらいで十分。

バッグ(娘のお世話グッズ)
・哺乳瓶(ほほえみキューブ入り4本
・お水入り哺乳瓶(耳抜き用)
・お水用マグ
・お湯入りの水筒(離陸前のミルク用)
・ペットボトルの水(離陸前のミルク用)
・おむつ(6-7枚)
・おしり拭き
・おしゃぶり
・離乳食×2
・スプーン(使い捨て)×2
・エプロン(使い捨て)×2
・着替え×1
・スタイ×1
・ハンドタオル
・おやつ
・解熱剤
・体温計(発熱時に薬を飲ませるかの判断に使う)
・除菌シート
・スティック状の保湿バーム
・小さめのレジャーシート

感想:
一番前の席でスペースがあったので、カーシートでも膝の上でもじっとしていられなくなったらレジャーシートを敷いて遊ばせていました。それだけで結構楽しんでくれるので、あってよかったな。
着替えはいらないと思いつつ、前回機内でお通じ多め&ゆるめでヒヤっとしたので、念のため持っておきました。機内だと摂る水分がいつもより多くなったりする。(普段寝てるはずの時間に飲んでたりするから)

そのほか(ベビーカーを畳むまではベビーカー下のバスケットに入れて運ぶ)
・ベビーカー(機内持ち込み・サイベックスコヤ)
・抱っこ紐
・ベビーカー収納用バッグ

感想:
コヤ、買って良かった…コヤに限らずベビーカーを機内持ち込みできると飛行機降りた瞬間に使えるからほんっとに良いです。あと万が一ロスバゲが起きた時ベビーカーも無くなったらもう膝から崩れ落ちると思う。

預け荷物は大きいスーツケースが2つです。
2つだけならベビーカーを押しながらでもギリ片手で転がせると判断しました。結果転がせました。

搭乗までの流れ

空港までは夫に車で送ってもらいました。JALの場合、乳幼児連れの場合はオンラインチェックインができないので夫と共にカウンターへ。
娘のカーシートのベルト位置の設定などについて確認をされました。
ベビーカーを持ち込みたい、規定のサイズ内ですとお伝えすると、「yoyoで!」と申し送りされました。JALでは規定のサイズ内であることはyoyoと伝えるとわかりやすい様子。帰りの便でも「yoyoと同じサイズ感です」と伝えました。
また、赤ちゃん連れなので荷物が多く、可能であれば搭乗時にお手伝いをお願いしたいこともここで伝えておきました。

セキュリティを通る際、ベビーカーのままで通してくれる時と、赤ちゃんを抱っこするように指示される時があります。往路は後者だったので、ベビーカー以外の荷物をベルトコンベア(でいいのか?あれ)に乗せたのち娘を抱っこしてベビーカーを片手で畳もうとしました。
が、片手で畳める設計のはずがあまり片手で畳んだことがなかったので手間取る。近くにいたおじさんに手伝ってもらって、こちらもどうにかコンベアしました。(コンベアするとは??)

ちなみに娘のお世話グッズには水や食品が含まれるため、事前にそのことを伝えてから荷物を渡しました。
こちらは係の方が直接中身を確認するので、他の荷物とは別に受け取る必要があります。うっかりしてると他の荷物を取って満足して立ち去ってしまいそうなので、いつも注意してるポイントです。旅先でベビーグッズ全ロスは詰む…

あと電子機器は別途まとめて通すと思うのですが、わたしはいつも荷造りの時点で小さめのエコバッグに電子機器をある程度まとめて持っておくようにしています。
バッグの中身をひっくり返すだけで済むのでこれが一番です。

搭乗ゲートまではベビーカーを使い、ゲートを通る前にベビーカーをバッグに収納して抱っこ紐に切り替えました。
まだ歩けない段階だったので、抱っこ紐があって本当に良かった…抱っこしたままベビーカーを畳んでバッグに入れるのも割となんとかなりました。でも家で練習しておいてよかったです。初見じゃ無理。

そんなこんなで体の前に10キロ超の子供、背中にはリュック(重い)、右腕にバッグ(重い)、左腕にベビーカー(重い)のストロングスタイルが完成しました。あの瞬間何キロを抱えていたんだろう…20キロは超えていたと思います。
ただ搭乗手続きが始まる少し前にJALの方がヘルプに来てくださったので、とっても助かりました。肩が死ぬところだった。
機内ではCAさんが手伝ってくださったので、無理なく乗ることができました。赤ちゃん連れなので優先搭乗でした。

スケジュールの理想と現実

往路は真夜中、復路は20時前発と普段なら寝る時間なので、基本的に前半はできるだけ寝てもらおうと思っていました。
離陸時の耳抜きは飛行機が飛び立ってからミルクもしくは水を飲ませるのが良いとCAさんに聞いたことがあったので離陸を待っていたのですが、ここでアナウンス。機体に雪が積もっているので今から下ろしますと。

確かにその日ニューヨークは夜から雪が降り始め、空港に着く頃には辺り一面真っ白でした。
飛行機の雪下ろしってどうやるんだろう…まさか人が乗ってスコップでとかじゃないよね…と思っていたら窓の外が泡と水で見えなくなりました。流石に除雪剤か何かと水をバーっとかけて溶かしたみたいです。そうよね。
きっと相当急いで作業されたのでしょうが、それでも2時間ほどは遅れての離陸。幸い除雪作業中は機内の照明を落としてくれたので、娘は耳抜きなしで就寝。そこから5-6時間は寝ていたと思います。
一方わたしはちょっとした音やアナウンスで目を覚ましそうになる娘にハラハラしっぱなしでほとんど眠れませんでした。悔しい。
ちなみに後半6-7時間は全部起きてました。睡眠時間ほぼゼロで遊び倒す赤子の相手を6時間、これはなかなかに厳しいものがありました…無理にでも前半寝るべきだった。

復路は復路で離陸が20時前と照明が落ちるには早い時間だったので、寝かしつけに本当に苦労しました…明るくてガヤガヤしてると眠れない月齢になっていることを見落としていました。
前回は多少光や音があっても眠ければ寝ていたので、成長によるところが大きいと思います。
どうにか眠れても細切れだったりで、まとまって寝たのは消灯後だったように思います。わたしも疲労困憊すぎて覚えていません。
夜便を活用するのが効果的なのは変わらないとは思いますが、1歳以降は消灯時間も考えた方がよさそうだなというのが正直な感想でした。

そもそもわたしは往路も復路も前日までパッキングしていたりで寝不足で、全体的に体力不足が響きました。子連れフライトは飛行機では眠れない覚悟で無理にでも寝てくるべきだったな。

CAさんは強い味方

クルーの皆様、いつも大変お世話になっております。
ベビーカーをしまうのを手伝ってほしい、ミルクを作りたいので哺乳瓶にお湯を入れてほしい、トイレに行きたいので少し子供を見ていてほしい…色々な場面で本当に助けていただきました。
他のお仕事もたくさんあるでしょうに快くサポートしてくれるので、子連れでも安心して乗ることができます。
娘はCAさんが大好きなので、話しかけに来てくださる度に大喜びで手を振っていました。

いずれ飛行機は着陸するし、子はそのうち寝る

ここまでわたしが体験したことを拙いながらにまとめてみましたが、どんなに準備をしても想定外のことはいくらでも起きるし、そもそも子の成長段階や年齢によって左右される部分がかなり大きいです。
トライアンドエラーを繰り返さないとわからないことも多々あります。
逆に絶対無理、と思ってみても案外なんとかなったりしますし、と言うか飛行機は乗っちゃったらもう着くまで降りられません。
どんなにイレギュラーが起きようといずれ飛行機は着陸するし、ギャン泣きしてようが子はそのうち寝るのです。
まあ永遠にこれが続くわけじゃないしな、死ぬわけでもないしな、くらいの気持ちで挑むのが良いなという結論でした。

次回は2歳での一時帰国になります。歩き回りたくて仕方ないのか、イヤイヤ期を迎えているのか…今から震えて待とうと思います。


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