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「思想・哲学」関連書のレビュー

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「思想」「哲学」関連のレビューを紹介します。
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記事一覧

シドニー・ルメット監督 『十二人の怒れる男』 : 理想を信じた時代の「アメリカの良…

映画評:シドニー・ルメット監督『十二人の怒れる男』(1957年・アメリカ映画) 本作は、子供…

年間読書人
5時間前
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小林秀雄 『戦争について』 : 戦時における「時局迎合と 俗情との結託」

書評:小林秀雄『戦争について』(中公文庫) これまでは「小林秀雄の恥部」として、全集には…

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スタンリー・キューブリック監督 『時計じかけのオレンジ』 : 半世紀前の「暴力とエ…

映画評:スタンリー・キューブリック監督『時計じかけのオレンジ』(1972年・アメリカ映画) …

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ジョルジュ・シムノン 『証人たち』 : 「裁くなかれ」は、 無欠の神にしか言い得ない…

書評:ジョルジュ・シムノン『証人たち』(河出書房新社) 「メグレ警視」シリーズで知られる…

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仲野佑希 『ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン』 : Amazon…

書評:仲野佑希『ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン』(翔泳社) 本…

年間読書人
10日前
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セルゲイ・エイゼンシュテイン監督 『戦艦ポチョムキン』 : イデオロギーとは、自覚…

映画評:セルゲイ・エイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』(1925年・ソ連映画) 「モン…

年間読書人
12日前
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リンク切れ「論争ログ」の再録

※ 当ページは、「2021年7月12日 00:21」アップの、note記事「非・日本人的な〈議論〉の実践: Amazon「6月問題」をめぐって」を補足するものとして、新たに作成しました。 あくまでもこのページは、「論争のログ」をアップするためのものであり、詳しい経緯については、元ページをご参照ください。 ⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎ 【Solaris1さんとの、やり

ジャン=リュック・ゴダール 『ゴダール 映画史』 : 「美的レジスタンス」としてのゴ…

書評:ジャン=リュック・ゴダール『ゴダール 映画史(全)』(ちくま学芸文庫・2012年) ゴ…

年間読書人
2週間前
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ショーン・ダーキン監督 『アイアンクロー』 : 「家族愛と強くあること」の呪縛

映画評:ショーン・ダーキン監督『アイアンクロー』(2023年・アメリカ映画) 1960年代から70…

年間読書人
2週間前
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理屈っぽい夢 : 子供の自転車遊び

今朝、寝覚めに見ていた夢なのだろう。あるいは、半覚醒の状態でいろいろ考えていたということ…

年間読書人
2週間前
8

円谷英二・ 大伴昌司・ 小山内宏 『怪獣画報 〔復刻版〕』 : のどかな時代

書評:円谷英二【監修】、大伴昌司・小山内宏【著】『怪獣画報〔復刻版〕』(秋田書店) 1966…

年間読書人
3週間前
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クリストファー・ノーラン監督 『オッペンハイマー』 : 他人事ではない。

映画評:クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』(2023年・アメリカ映画) 第二次…

年間読書人
3週間前
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九段理江 『東京都同情塔』 : あなたは、AIにも劣る人間ではないのか?

書評:九段理江『東京都同情塔』(新潮社) 芥川賞なんぞ、ほとんど信用していない私なので、…

年間読書人
3週間前
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ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 『ゴルゴダの丘』 : ユダへの同情と フランス・カトリックの独自性

映画評:ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『ゴルゴダの丘』(1935年・フランス映画) デュヴィヴィエ監督の初期作品。もちろん戦前の作品であり、「ヌーヴェル・ヴァーグ」のずっと前のモノクロ作品。 内容は、イエス・キリストの後半生を、聖書にほぼ忠実に描いている。 一一と言っても、私が聖書を読んだのはだいぶ前だし、聖書学の本も長いこと読んでいないので、イエスの生涯を描いた福音書だけでも四本を収める新約聖書の、その矛盾を含む記述の中から、本作がどこをどうチョイスしたのか、細かいとこ