ネノメタル

As for entertainment issues, I confidently …

ネノメタル

As for entertainment issues, I confidently believe that enthusiastic endeavor will enjoy encouragement.

最近の記事

「座席運」についての一考察

1.「当たり」と「ハズれ」の境界線 我々は、日常の彩りとして映画、音楽ライブ、演劇、イベントなど様々なエンターテイメントに接することがある。そしてそれらに触れるにつれて「あれは面白かった(↔️面白くなかった)」と言う重要な「当たり」と「ハズレ」の境界線についてのジャッジを下したりするものだ。大雑把に言ってそれが良かったり、面白かったりすればもうチケット代など軽く取り返したところがもはや得したような気分になるし、逆の結果だったりすると本当に金返せレベルにまで怒りが込み上げること

    • 『君たちはどう生きるか』レビュー

      正直、アレ??と思った。 あの事前に公開されたポスタービジュアルやタイトルセンスだとかあの渋いフォント等から醸し出されるような、我々が予測する「渋さ」だとか「意味深さ」や「真っ向勝負感」がものの見事に皆無で拍子抜けした感があったからだ。 それどころか登場人物の心象風景などを差し置いてまでも真っ先にストーリー展開を優先すべくとってつけたようなギミックやファニーなキャラクターも豊富でいつもの我々がよく知っているあのジブリの作品て感じにおさまっている印象を受けた。 言うなれば

      • インディーズ映画の"パンキッシュ化"に関する一考察

        音楽でも映画でもなんでも良いんだけど、ファンをまとめて呼称する「総称」というものがある。大昔90s後期辺り、現Laika Came Backの車谷浩司が、当時AIRというソロプロジェクトスタイルのバンドを開始して、2ndアルバム出す直前だかに「Kids are alright」という曲をリリースする事によって彼を支持するファンをkidsと呼ぶようになったのが個人的には最も古い記憶。多分The Whoにも同名曲があってまさにそういう事だと思うから起源はもっともっと古いんだろうけ

        • 2023年超重要SSW,植城微香(うえき そよか)に関する覚書

          0.対バンのもたらす殺傷力とは 毎回毎回色んなライブに行ってるとふと考える事がある。 それは「対バン」についてで、そもそも対バンとはメインで観たい(聴きたい)アーティストとは違って当初は初めて聴く人が多かったりであ、イマイチだな、とかまぁまぁだな、とか個別脳内で色んな感想を抱く訳であってなかなかシビアなものである。たとえメインのアーティストと旧知の仲であっても聴き手にとっては「合わないものは合わない」訳で最悪の場合その対バンアーティストが演奏している一曲すらも超絶長く感じる

        「座席運」についての一考察

          【轟音の果てのスパイラル・ライフ】

          1. あの記事はいま? かつてロッキンオン・ジャパン誌上でスパイラル・ライフの提示した「Sell Out=店じまい」という現実をまざまざと突き付けられ【二人の終わり方は極めてまさに花火を打ち上げるが如く美しすぎるものだった、カッコ悪い彼らを見たかった、、、】とジリジリと立ち尽くしす女子高生(当時)の投稿記事の一言一句をもはや昨日のことのようにハッキリと覚えている。  しかも「活動休止」という唯一のファン達の希望の欠片であり、心の負担を和らげるオブラートですら当時Aのつくプロジ

          【轟音の果てのスパイラル・ライフ】

          Twitter(X)を「やめる人」に関する一考察

          長年SNS(てかほぼほぼTwitter(X)の事なんだけど)をやってるとある不思議な現象に出くわす事がある。 その第一位に君臨する現象が【「Twitter(X)を金輪際一切やめます」とかわざわざ宣言する人に限って100%の確率で戻ってくるし、逆に全くやめるだなんだ前触れが全くない人に限ってパタっといなくなるあの謎現象】である。 いや、でも「謎」とは言ったものの前者はなんとなく事情的に理解できる気がする。要するにその人の心理構造はズバリ「かまってちゃん」で「え?なんでやめるの

          Twitter(X)を「やめる人」に関する一考察