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【仕事】時間にも固定費があるよって話

固定費って会社ではよく聞きますよね。固定費が大きいと、売り上げがある程度ないと利益が出ないとか。固定費を可能な限り圧縮したいとか。

これはいわゆるお金の話ですが、実は時間にも固定費があります

例えば、
業務スピード10のAさんと、
業務スピード5のBさんがいたとしましょう。
10の大きさの仕事が降ってきた際に、どれぐらい時間がかかるでしょうか。
答えはAさんが1日で、Bさんが2日です。BさんはAさんの倍の時間がかかります

一方で、毎日メールチェックという固定業務があったとしましょう。これには2の時間がかかったとします。
そうすると、Aさん、Bさんの残った時間はそれぞれ8、3となります
この時、10の大きさの仕事が降ってくると、どれぐらい時間がかかるでしょうか。
答えは、Aさんが1.125日、Bさんが3.33日となります。BさんはAさんの約3倍の時間がかかることになります。
重要なことは、固定業務がない場合と比べて2倍→3倍へと差が開く方向にレバレッジがかかっていることです

これらのことから、固定業務があると、業務完了までにかかる時間に差が開く方向に働きます。これはマネージャーにとっては一大事です。ちょっとした日課を課員に与えただけのつもりでも、業務スピードが遅い人と早い人の差が開いてしまうのです。

これは仕事に限った話ではなく、日々の生活に対しても言えます。たとえば、あなたは資格試験の勉強をしているとしましょう。仕事が終わって家に帰ってきてからの自由時間は2程度としましょう。それに対し、毎日の家事にかかる時間が30分で済むのか、60分かかるのかでは資格勉強に充てられる時間は、大きく変わります。
30分の場合は1時間半、60分の場合は1時間となります。同じ能力なら資格取得までに1.5倍の差が出てしまいます。それだけ、固定的にかかる時間は他の活動に大きな影響を与えてしまいます。つまり、時間の固定費

このように時間にも固定費があり、固定費はレバレッジのごとく効いてくる重要なファクターとなっています。時間の固定費をいかに圧縮するかが、人生をより有意義なものにすると思っています。

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