「応募があっても採用に繋がらない」「選考途中での辞退が多い」
という企業様の声が多くありますが、エン転職の調査結果で、内定承諾率や選考を有利に進めるためのポイントが回収されていたのでまとめます。

転職活動時に選考辞退をしたことがある人が6割

「転職活動において選考辞退をしたことはありますか？」に対し「ある」と回答した方は61%となり、2022年に実施した同調査より上昇しました。
前回の意識調査（https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/30713.html）

辞退タイミングは半数近くが「面接前」

選考辞退の経験者に辞退した社数は、37％が「1社」と回答。
「2社以上」は63%でした。

選考辞退の経験者に辞退したタイミングを伺うと「面接前」は46％、「面接後」は45％「内定取得後」は37％と、面接で話す前のタイミングで多くの辞退になっていることが分かりました。

辞退した理由に面接前「他社の選考が通過した」「ネットで良くない口コミを見た」

面接前に選考を辞退した方に理由を伺うと、「他社の選考が通過した」が37％で1位、次いで「ネットで良くない口コミを見た」が27％、「企業の応対が悪かった」が20％と続きました。

面接後に選考を辞退した理由の1位は「求人情報と話が違った」が49％、内定取得後に選考を辞退した理由は「他社の選考が通過した」「提示された条件がイマイチだった」がそれぞれ44％でした。

「辞退の決め手」「入社の決め手」

・「これが決め手となって辞退を決めた」エピソード

▼他社の選考が通過した
・面接後3週間後に通過連絡が来た。すでに他社から内定をもらっていたため辞退した。（20代女性）
・書類選考に通過したが、面接を2週間以上先の日程を提示された。その間に他社の選考が進み辞退となった。（30代女性）

▼ネットで良くない口コミを見た
・転職サイトの口コミが悪かった。面接で訪問したら、口コミに書かれていた通りの空気の悪さだった。（30代女性）

▼企業の応対が悪かった
・働いている人の表情が暗く、面接も面倒くさそうな口調で応対され、人を大事にしない会社だと感じた。たばこ臭かったことも嫌だった。（30代男性）

▼求人情報と話が違った
・応募要項で提示されていた給与、勤務地、勤務時間などの待遇や条件が面接時に変更されていた。（30代男性）

・「これが決め手となって入社を決めた」エピソード

・リアルな社員アンケートを掲載したSNSの運用や、面接官からの「まさに欲しい人材」との言葉。「逃したくない！」という気持ちが伝わる迅速な面接通過の連絡。（20代女性）

・面接通過のたびに、面接官からフィードバックのコメントをいただけたこと。応募者への配慮を怠らない姿勢が励みになり、ぜひこの会社で働きたいと思った。（30代男性）

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私自身も転職経験が数回ありますが、アンケートに共感しました。
エージェントへ登録すると「とりあえずたくさんエントリーしてみましょう」と言われることも多いので、志望度が高くなくてもとりあえず出して、書類通過したところの情報収集をして受けるかどうかを決めるスタイルの人も多いと思います。
辞退についての情報の関心は企業様も高いと思うので、スピード感の大事さや雰囲気が分かるようカジュアル面談を実施するなどの応募後のやるべき部分についても情報を共有していきたいです。