「子供を産まない」ということ
不妊治療をしていますーーー。
5点ラジオには、さまざまなお悩みや苦しみを抱えるリスナーからのお便りが寄せられています。
母でも妻でもなく、子供を持たない道を歩んできた二人。
今回は「不妊治療をしている」という女性からのお便りを、ヴァジャさんとしょうちゃんが読む、2023年10月に配信した回をご紹介します。
自分ではどうしようもないことと、どう向き合いながら歩んでいくか。考えながら皆さんも配信を聞いたり、読んでみてください。
2023年10月配信
#044 ゲイと女と「子供を産まないということ」
①孫の顔を見せられなくて…
ヴァ:これ、気持ちがすごくわかるの。
私、不妊治療はしていないんだけど、同年代の女性だから気持ちがわかるの。一般的には、高齢出産だし、体力的にも、どうなんだろうという年齢だし。
女で生まれたのに子供がいない…って申し訳なく思うことがあるんだよね。
それって、多分、旦那さんとかご両親とか義理の両親とかに対して、
「自分のせいで孫を見せられなくて…」って申し訳なく思ったりしてると思う。
でも焦っても何もできないしさ、日々、時は過ぎていって、40歳になる。
私、子供がすごく欲しいわけじゃないけど、
それでも最近、よく思うんだよね。「申し訳ない」と。
もう一つ思ったことなんだけど、
何か体に問題があれば治療すればいいけど、「問題がない」と言われると何もできないんだよね。
友達にも、そういう人がいて。夫婦ともども正常なのにできない。
不妊治療、とかはできるんだけど、「どうにもできないこと」ってあって。
仕事の成果とかは、まだ折り合いがつくかもしれないけど、
年齢的なこととかって、自分ではどうしようもないよね
②「努力」とかじゃないこと
しょ:ヴァジャさんでも、途方にくれるって言ってるじゃん。
デリート女さんは、5年も治療しているわけじゃん。
すごく辛いだろうなって。
ヴァ:痛いしお金もかかるし。期待するよね。
今回こそ、今回こその繰り返しって辛いよね
しょ:自分じゃ、想像できないような辛さ、
他のことでは置き換えられない「辛さ」だよね。
ヴァ:「努力」とかじゃないわけよね。
私は姪っ子も甥っ子もいないから、
親に申し訳ないし、私自身も不安だし、受け継げるものもないし。
(子供に対して)「残せない」ってこともすごく辛いんだよね
しょ:これに対しての、よくある回答って言われつくしてるじゃん
デリート女さんも、100万回ぐらい聞いて、そうやって思おうとしてるだろうし。
何にも私たちはできないんだよね、ちょっとだけ寄り添えるぐらい。
わかる部分て浅いところしかないんだよ。
ヴァ:私も、子供を作ろうと思ってた時期があったんだけど、
「できなかったな」で終わったんだけど、
その時はまだ若かったし、子供を諦めたわけでもなかったんだよね。
③子供のことで、別れなきゃいけない?
ヴァ:もう一通、お便りを読みます。
しょ:私、欲しいと思ったことないんですよ。
例えば、ゲイカップルでも養子を迎えたり、選択肢はあるんだけど、私は子供を持ちたい、育てたいと思ったことがないんだよね。
でも、親にちょっと申し訳ないなという思いはどっかにあるんだよね
私が親にカミングアウトした時、
親が、ぼそっと「じゃあ、孫の顔が見れないのか」って言われて、
「自分の力でどうにもならないこと」を求められている感じだったんだよね。
ヴァ:孫を見せるのが親孝行みたいに思っちゃうじゃん。
しょ:そういうじゃん。実際、親もそう思っているところもあるし。
ヴァ:そう、親同士の話の中でもさ、孫の話になったりするだろうし。
でも私はそれをさせてあげられない、って思うと、でもどうにもできない。
婚活も頑張ってみたけど……
できなかったんだけど、孫の顔を見せたいという気持ちだけで婚活したら、
誰でもよかったのかも。でも、私も選んだわけじゃん。
結局、自分が選んでやってるんだよね。
しょ:本当に欲しくてできないっていう人に対しては辛いよね
子供ができないって悩んでいる人と、
すごく子供ができちゃう人がいて。
なんでこんなに、いろんなことがうまくいかないんだろうね。
ヴァ:望まない妊娠をする人もいるのに、どんなに望んでもできない人がいて。
アゴニキビさんは、子供のことで別れなきゃいけなかったんだね。
子供欲しいって言っても、できないかもしれないんだよ。
それでまた別れるかもしれない。
なんなんだろうね、でも考えてもどうにもならない。
ずーっと、子供は無理なのかも、とか親に申し訳ない、って思ってるの
私も、もうちょっと年を取ったら、色々と考えるのかも。
体がそうなっているのかも。
④二人からの言葉
しょ:デリート女さんに対して、綺麗事だったら、私たちも言えるんだけど綺麗事って、でも、なんの救いにもならないから。
例えば、私たちのポッドキャストの、面白い配信回があったじゃん
その30分だけでも、すっごく笑って、悩みを忘れられる時間にしてくれたら。
ヴァ:あとは、「子供がいたらできなかったこと」に目を向けてみる。
子供がいたら、海外旅行しにくいとか言うじゃん。そういうところに行って、子供がいなかったからできたこともあるなって
私にとっての、ポッドキャストもそうなんだよね。結婚してたらできない。
しょ:あんまりね、家族には聞かれたくないよね。
ヴァ:で、こういう良いところもあるじゃんって私は思える。
デリート女さんにもそうしてね、とは言えないけどね。
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以上、5点ラジオ編集部の中村エヅ子でした。
今日も、ニッポン放送の新番組が聞けますね!
今週もぜひ、生放送でも聞いて、Podcastでも聞きましょうね。
次回の「特選5点ラジオ」もお楽しみに!
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