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健康の基準は歩数?距離?

私は母と3年ほど前から近所をぐるり一周ウォーキングをほぼ毎日雨の日以外はするように心がけています。時間にして30分くらい?最初、母は歩くのも億劫で、歩いている途中もふらふら、私も当時はひどい貧血でフラフラ、途中おんぶしなきゃいけないかもな、と危惧した日も(大丈夫でした)。時には途中で私の腕につかまりおっちら歩いて帰った日もありましたが、今ではフォームはアスリートのように(( ´艸`))スタスタ歩いています。

最近、スマホのヘルス♡機能で歩数が測定できることを知ったので、早速測定してみました。すると大体こんな表示になりました。

・母:約3350歩
・私:約3000歩


350歩って大きいよね!となりました。

それから、数回測定しましたが、いつも同じくらいの歩数の差がありました。もし、1万歩だったら、1500歩ちかくの差になってきます。ちなみに私は続けてさらに一周するので、トータルでは6000歩前後、1万歩には程遠い感じでした。

1日1万歩の根拠は?歩数を増やすメリットとは?

1万歩歩くのはすごい、歩数が多いほどすごい

のは知っていましたが、そもそもなぜ歩数を増やすといいのかが分かっていないことに気付きました。

体重60kgの者が、時速4km(分速70m)、歩幅70cm、で10分歩く(700m、1000歩)場合を計算すると、消費エネルギーは30kcalとなる。つまり1日当たり300kcalのエネルギー消費は、1万歩に相当する。(歩行時のエネルギー消費量を求めるためのアメリカスポーツ医学協会が提示する式を用いた場合)
週当たり2000kcal(1日当たり約300kcal)以上のエネルギー消費に相当する身体活動が推奨

アメリカスポーツ医学協会が1週間に2000キロカロリーのエネルギー消費が健康にいいと推奨したからであり、それを実現するには、1日あたり1万歩がいいと分かりました。

1,000歩は約10分の歩行で得られる歩数であり、距離としては600?700mに相当する。
日常生活における歩数の増加
   目標値:男性9,200歩、女性8,300歩
   注)1日当たり平均歩数で1,000歩、歩く時間で10分、歩行距離で  600?700m程度の増加に相当
   基準値:男性8,202歩、女性7,282歩(平成9年国民栄養調査)

歩幅の大きい人は運動不足になっていたのでは?

1万歩が健康にいいことがわかったのだけれど、ふと思ったんです。じゃあ、今までの体育の授業やクラブ活動などのカリキュラムで、運動場2周とか、公園を〇周とか走っていましたが、小学校からカウントしてみたとしたら、歩幅の大きい人は運動不足になっていたんじゃないかと。

同じ1万歩でも距離が違ってくる

歩幅の狭い人の運動神経の伸び方に追いつくには、さらに走ったり、歩いたりする必要があったのではないかと。そうでない場合は、歩幅の狭い人は過剰に鍛えられ過ぎていたんじゃないかと。

運動場〇周~歩数はバラバラ

そもそも、体を鍛える運動について、走ればいい、歩けばいいという浅い概念しかなかったので、1歩、つまり足の裏が床について、離れるまでのことが体を鍛えるメカニズムに深く関係しているのなら、距離ではなく歩数で運動メニューを考えていくことも必要なんじゃないかと。

距離で考えると歩数がちがってくる

距離でメニューを決めてしまうと、歩数に差があるのでどっちの側(歩数の広い方、狭い方)にいてもしっくりこないなと。その決められた距離を歩く、走ることに意義があるのなら、それはそれでいいと思うのですが、体を鍛える、カロリーを消費するとなれば、学校やスポーツを考えるとき、やっぱり距離よりも歩数で考えたほうがいいのではないかと。

為末大さんのブログによれば、スポーツ競技によって運動メニューが変化するとありました。では、体育や部活での基礎体力づくりともいえるランニングで考えた場合、ランニングで何を鍛えたいのかということになります。

肺活量や酸素なら、呼吸数によって違ってきます。体力をつけることが目的なら、距離や歩数も関係すると思いました。で、毎日一定の距離を走る場合と、毎日一定の歩数で走る場合では、歩幅によって鍛えられ度というか、体力の伸び率みたいなものが違ってくるのでは?と思ってしまったのでした。

個人にフィットした運動メニューを考える時は歩数基準?それとも距離基準?

ある人が歩く5000歩が、ある人が歩いた5000歩よりも数百メートルも余分に歩いていたのなら、それはそれで距離的にみたら不公平なんじゃないかとも思えます。一方で距離決めだと歩幅が大きいがゆえに、追加練習も必要だったのかなとも思ってしまいます。

100メートル走は距離基準?

1歩走ってカロリーが消費するなら、疲労も増加します。それなら、トラック一周や100メートル走でも歩幅の狭い人はゴールに向かうにつれて疲れやすいとなるのではないかと。

AさんとBさんの100メートルタイムを測定した場合、AさんはBさんより遅く、Bさんより歩幅が狭かったとします。ですが、その差が僅差でBさんの歩幅がAさんより広かったなら、運動神経的にはAさんとBさんはほぼ同じではなかったのかと。体育や部活動は日々あるので、距離基準でいつも同じ距離だと歩幅の大きい人は歩幅の狭い人より、常に運動不足ではなかったのかなと?体を鍛えるという面でみれば、距離を基準にメニューを設定したら、歩幅の大きい人にとって、鍛えられにくいメニューとなってしまわないでしょうか。

歩数基準にすればカロリー面では歩幅は無関係になる?

歩数だと、同じカロリーが消費されるので、鍛えられる(肺活量とか)量的な部分も同じになるのではないでしょうか。

ですが、1歩の消費カロリーについても、歩幅だけでなく、体重なども関係してそうなので、一番負荷がかかるのは、歩幅が狭いかつ、体重が重い人となりそうだなと。

そうなると、100メートル走ではなく、歩数で換算した距離だけ走る、つまり、個人によって距離が違ってくるで走(そう)に変化するのが同じ疲労度合いになる測定?なんてことまで考えてしまいます。

歩数でメニューを考えると歩幅の広い人が長い距離を走っていることになるのでは?

歩幅を基準に考えると、歩幅の大きい人は走ったり歩いたりする距離も多くなります。

距離を基準に考えたら、歩幅の大きい人は歩幅の狭い人より、同じ歩数にするために多い距離を走ったり歩いたりする必要があるので、歩数基準にした場合、距離基準でみたら歩幅の大きい人が長い距離になるので、例えば、公園2.5周の人もいれば、2周の人もいるとなり、0.5周は大きいよねと、歩幅が広い人が不利なのでは?と考えてしまいます。

歩数計をみたとき、毎日自分の方が母より(同じ1周なら)運動不足気味だったんだと思いますと、母がみるみる健康になっていったのもガッテンでした。

350歩ってけっこう大きいよね。


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