【2021オークス考察】実力と操縦性が鍵
毎年オークスは不確定要素が多いのがおもしろい。
牝馬にとっての2400mは未知の領域である為に、血統や馬体やらで距離の融通がきくかきかないかで様々な切り口から、”たしからしい”根拠を見つけないと、大切なお金をbetできない。
評論家などのコラムもいつも楽しく読んでいるが、一つの切り口から「そうに違いない」と思考のバイアスがかかっているように思える。
個人的に重要だと思っているのは、馬因子でいうと実力と操縦性であり、着順は展開で左右される。
去年のデアリングタクトはメンバーの中では一頭抜けていて、2、3着に来た馬もドスロー前残りの展開を内側で脚を溜め、抜けてくる競馬ができた馬。オークスで負けて強しだったのはリアアメリアとマジックキャッスルだった。この日は2勝クラス1800mで1分44秒8が出る超高速馬場だったが、オークス勝ち時計2分24秒4。
ここまで年々高速化している東京ではハイレベルだったとは言えない。
毎年オークスではおおまかにどんな馬が馬券になっているかといえば、桜花賞で人気して凡走した馬か桜花賞で馬券になった馬がほとんどである。他トライアル組で狙うとなると、ディープインパクト産駒。
ここが実力という要素。桜花賞はマイルであるが基本上位に来る馬はその時点で強い馬。また1番人気などに押されて負ける馬は、能力は世代随一と皆が認める馬。オークスはこれまでの実績を評価して良い。
ディープインパクト産駒は格上のレースでもそれまで以上のパフォーマンスを出せる下地がある種牡馬。
トライアル組でディープ以外の種牡馬での取捨は難しいので、ここから拾うとなると結構苦労すると思う。
桜花賞組で言えばオークス向きなのはあきらかにサトノレイナスだが回避。
今回出てきていないが、メイケイエールは3番人気で大きく負けたが、操作性という意味でオークスは選ぶはずがない。
人気の中心ソダシが先行馬であり、極端に溜める競馬は考えづらい。ドスローになる場合はソダシの前を行く馬がいてソダシが二番手以下に落ち着いた場合だろう。
ソダシが好走するかは別として、距離には対応可能だと考えている。
もともと行きっぷりが良いソダシだが、アルテミスSは
12.6 - 11.3 - 12.2 - 12.5 - 12.3 - 11.2 - 10.9 - 11.9
このレースを折り合っていたように、何かハッスルする事がなければ大崩はしないだろう。2020年オークス
12.3 - 11.1 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.7 - 13.0 - 12.6 - 12.1 - 11.2 - 11.2 - 11.8
これだけスローだと持つかわからない。
2019年オークス
12.5 - 10.9 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.4 - 11.6 - 12.3
先行するにはキツイペースだが、流れれば折り合いもつくはずだ。
ただ好走するかどうか、は別。特にスローになった時には馬券を外す事もあるかもしれない。
東京は今週雨がつづいていたので、土曜日の馬場状況を見て印の上げ下げをしようかと思う。
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