個人アプリの運用フェーズにおける売上、経費、時給など

今年も前半戦が終わりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

僕は最近ずっと個人アプリの運用・追加開発をしていたのですが、ふと、「2012年に趣味で個人アプリ開発始めてから、1回も月単位で利益とか時給とか計算したことないな...」ということに気付いたので、やってみました。

お金にまつわる記事ですが、以前書いた単価推移の記事とは違い、
・あくまで趣味で開発しているアプリに関する内容であること
・クライアントなどビジネス上の利害関係者がいる内容ではないこと
などから、センシティブな内容でもないと考えているので無料公開します。

アプリについて

以前、スクリーンショットを作成した際に書いた、こちらの記事でも触れましたが、個人でquick-zip plusという名前のzipファイル解凍アプリを開発、運用しています。
Windows PC(Shift_JIS)からiPhone(UTF-8)へファイルを送った際に発生する文字化けを防ぐために開発しました。

「仕事効率化」カテゴリの100-200位くらいのアプリです(こちら↓は直近半年のランキング推移。水色がiPad、青色がiPhoneでの順位)。

月間アクティブユーザーでは、17,000-19,000くらいになります。

売上

みなさんが一番気になっているであろう売上は、こちらです!

この記事の執筆時点では1USD = 108.12ですので、これを現時点で日本円に換算したとすると、

2497.07 x 108.12 ≒ ¥269,983.2084

となり、半年で約27万円の売上ですね。
(現実にはAdMob(Google)、AppLovinといった広告配信サービスからの振込タイミングでの為替レートが適用されるため、これとは厳密には異なります)

経費

次は地味に月々の経費。
個人アプリの開発ではありますが、効率的に開発の経験値を貯めるために、業務と全く同じワークフローで開発しているので、割と有料サービスを使ってます。

GitHub($25 / 月)

アプリのソースコードをクラウド上で保存するために、GitHubを利用しており、これが毎月$25かかってきます。

CircleCI($39 + α / 月)

CircleCIはアプリのテストや配信などを自動化するためのサービスです。
毎月一定時間までは定額 & それ以上は従量課金といった料金体系です。
1-5月までは定額で$39、6月は少し足が出て$46.52でした。

SwiftyBeaver($9 / 月)

アプリ内で発生したエラーログの収集にSwiftyBeaverを使っているので、これが毎月$9になります。

Appfigures($4.99 / 月)

ダウンロード数や広告売上、ランキングの推移を確認するために分析サービスのAppfiguresを使っているので、毎月$4.99かかります。

Kactus.io($4.99 / 月)

Sketchファイルの管理にKactus(SketchをGitで管理するためのツール)を使っており、これも毎月$4.99かかります。

Shutterstock($29 / 10枚)

スクリーンショットの作成でShutterstockから10枚ほど画像を購入したのでこれが1回だけ$29かかりました。

Sketch($99 / 年)

アプリのデザインや素材作成にSketchを使っており、1年単位の契約になっているので、これに$99払っています。

Apple Developer Program($99 / 年)

開発者達が「Apple様へのお布施」と呼んでいるApple開発者プログラムへの登録料です。これも毎年の契約で年間$99。

ここまで使っているサービスが合計で

(25 * 6) +                // GitHub
(39 * 5 + 46.52) + // CircleCI
(9 * 6) +                 // SwiftyBeaver
(4.99 * 6) +           // Appfigrues
(4.99 * 6) +          // (Kactus.io)
29 +                      // (Shutterstock)
99 / 2 +                // (Sketch半年分)
99 / 2                   // (Apple Developer Program半年分)
= $637

となり、約7万円(637 * 108.2 = 68923.4)がサービス利用料で消えました。

ドル建ての利益については
2497.07 - 637 = 1860.07
で差し引き$1,860(≒¥200,880)になりました。

これ以外にもデザイナーの知人数人へ家庭教師をお願いし、2-3万円を支払っているので、最終的な利益としては18万円といったところでしょうか。

時給

(※最も金と時間を喰う初期開発が含まれていないため、かなり時給が高めに出ています。ある程度、基本機能の開発が済んでいるアプリ開発を時給換算すると?という観点でお楽しみください)

この半年で純粋にこのアプリの開発に費やした時間は93.5h、デザインの勉強などアプリ開発で使えるスキルの習得に費やした時間は54hでした。

したがって、
180000 / 93.5 ≒ 1940
180000 / (93.5 + 54) = 1220

となり、時給換算すると¥1,220-¥1,940といったところでした。

まとめ

今回は個人アプリのお金にまつわる話をまとめてみました。

ある程度経験を積んだアプリエンジニアにとっては、時間あたりの収入という点で副業などに比べて見劣りすることが多いですが

・仕事がなくとも、経験を積むことができる
・自分の好きな時間に開発できる
自分でプロダクトの仕様を好きに決められる
何の制約もなしに技術や設計思想、ライブラリなどを試すことができる
アプリ開発に関する総合的なスキルを身につけることができる
・受ける仕事よりモチベーションを高く保ちやすい

など、メリットが多く、仕事に活かせる点も多いため、興味がある方は是非やってみてはいかがでしょうか。

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田畑浩平 | iOS Engineer

大学は経済学部、今はスタートアップでiOSエンジニアやってます。CI/CDを含む自動化大好き。経済学 x 家庭ハックの記事や3Dプリンタに関する記事、デザインの練習について書く予定です。

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