最近、GTDというタスク管理の手法を生活に取り入れてみたのですが、タスクの消化率やメンタルへの影響について、予想以上に良い影響があったので、その知見を共有できればと思います。

そもそもGTDとは？

そもそもGTDとは何なのか、というところから説明しますと、GTDは生産性コンサルタントデビッド・アレン氏が提唱した、タスク管理の手法で、Getting Things Doneの頭文字を取ったものになります。

GTDの手順について、かなり端折って説明しますと

1. TODOやTODO未満の気になることをインボックスという場所に一旦まとめておき、

2. インボックスの中身を以下の図に従い精査し、実行する必要があるタスクのみを次に取るべき行動リストとしてまとめ直す

3. 次に取るべき行動リストに含まれるタスク内容を優先順位順に実行する

という感じで、

• やるべきことや気になることのすべてを頭の外で管理すること

  • GTDの公式サイトにも「人の頭はアイデアを生むところであって、アイデアを保持するところではありません」という記述があります。

• 頭の外で管理した内容を精査し、精査済のリストを消化していくこと

• また、精査済のリストを適宜、更新していくこと

を軸としたタスク管理の手法となります。

(ちなみに、各ステップの詳細が気になる方は以下を参照ください。)

GTDを始めて良かったこと

漠然とした不安や切迫感が低下する

GTDを生活に取り入れて感じた変化のうち、最も大きなメリットと感じたのがこちらです。

『はじめてのGTD』にも以下のように書かれていますが、まさにその通りで

緊急性の高いタスクを認識していると、切迫感を感じるようになったり、そういった切迫感を軽減するために「緊急ですぐ終わるものから消化する」といった行動を取るようになり、重要性が高く緊急性の低いタスクが後回しになるようになっていました。

GTDを取り入れると、緊急性の高いタスクであっても、インボックスに格納することで意識の外に置くことができること、また、すべての気になることを記憶ではなく外部ストレージで管理するようにすることで「何か忘れている気がする」という不安感を軽減できるのが最も大きなメリットと感じました。

自己効力感がめちゃくちゃ上がる

次に感じたメリットとしては、自己効力感がかなり上がることです。
(自己効力感については、以下のさかいふうたさんのツイート参照)

以前は、"アプリのリリース"などの大きな結果でないと、やった成果として
認識できていなかったのですが、GTDの運用を開始して以降は、以下のように今までに完了にできた内容が可視化されるようになったため、「認識してなかっただけで、意外と色々できている」ということに自覚できるようになり、結果として自己効力感が上がることになりました。

行動に対するインパクトが増大した

上でも述べましたが、今までは切迫感の軽減や何もしていないことに対する不安の軽減のために、(優先度やインパクトなどを勘案せず)着手しやすいものに着手する、ということばかりしていました。

GTDを始めて以降は、やるべきこと / やったほうが良いこと / やりたいことを俯瞰し、重要度が高いが緊急度は低いタスクなどを優先的にこなしていけるようになったため、行動に対してのインパクトを増大させられているように感じています。

まとめ

まだ、GTDを始めて1ヶ月ですが、タスク管理の手法であるGTDを生活に取り入れて感じた変化についてまとめてみました。

GTDの各ステップに関する詳細な説明や

現在、自分が使っているテンプレートとその使い方については、Notionページにまとめていますので、もしよければ使ってみてください。

また、今回のGTDの説明はかなり端折っていますので、元の書籍を参照されたい方は以下のリンクからどうぞ。