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仙台遠征が楽しかった話

仙台に行ってきた!
7/28~30に仙台・楽天モバイルパークで行われたイーグルス3連戦に合わせて遠征してきた。
28・29日の2試合を観戦して、30日の昼に帰ってきたので、観戦成績としてはライオンズの1勝1敗。
ただ遠征自体は最高だったので優勝した。優勝です。

7/28
関東も酷暑が続いているけど仙台も当然のように暑い。雲がほとんどなく日差しが容赦なく降り注ぐ。
これは厳しい一日になるぞと思ったけど、球場に入ってみるとライオンズファンが陣取る一塁側は完全に日陰。
暑い時期に来るのが久しぶりだったから完全に忘れていた。案の定というかこの後も全く日焼けせずに済んだ。

日陰だった一塁側

ライオンズファンとしては楽天球団に対して思うところがあったりなかったりするけど、この球場の眺めは嫌いじゃない。というか好きだ。
パリーグの本拠地で屋外球場なのはこことZOZOマリンだけ。そのZOZOマリンも外野スタンドの半分くらい屋根が架かっている。
パリーグファンが日常的に完全なる屋外を楽しめるのはここだけなのだ。
そしてその空も東北の青空が無限に広がる感じ。
スタンドが内外野で分かれていて、入場すると圧迫感を感じないのもありがたい。

空が広い

試合は平良海馬と岸孝之の投げ合いで18時にスタート。
平良は7回2自責点以下を6試合続けていたので今日も安心して見れるかと思いきや、フランコに3ランを浴びるなど一挙5失点。
打線は岸の変化球と合わず、更に球審のストライクゾーンとも相性が悪く終始捉えきれず1-5で完敗。
3回には二塁から本塁を狙った栗山巧が三塁手のフランコと接触するも、ホームインが認められないという後味が悪い一幕も。
21時前には試合が終わり、繁華街・国分町に移動して飲み明かしてこの日は終了。

初戦は負け

街を一日歩いていてすぐに気付かされたのが、仙台でセクシーゾーンのライブが開催されるらしい。
大荷物を抱えた若い女性がたくさん歩いている。野球ファンの行動力もスゴいけど、やっぱりジャニーズ人気はすごい。

あと秋に鳥貴族の東北一号店がオープンするらしい。
タクシーの運転手さんが話題にしていた上に、Twitterでも東北出身の複数のフォロワーさんがツイートしていた。
「へえー」と思って街を歩いていたら、出店予定地に早くもデカデカと看板が出ていた。
居酒屋が開業の数か月前から看板を出すなんて。
「海外で人気のスイーツがこの秋日本上陸!」くらいのテンションで何か面白い。見聞きするうちに焼き鳥食べたくなってきた。

仙台名物の三角揚げ

7/29
この日も18時開始なので朝から時間はたっぷりある。
ただライオンズのビジター応援デーに設定されていて、ライナとbluelegendsが来場する。試合前にはステージもあるので、逆算して行動しなければ。
仙台はもう何度も来ているので、主要な観光スポットには既に大体足を運んでいる。迷ったけど夏っぽいところに行きたいなと思い、ベタながら電車で松島へ向かう。

電車が仙台駅を離れると車窓には牧歌的な光景が広がる。
ある意味球場にいる時よりこの時間の方が「遠征」っぽい感じがある。
全国の各球場にももちろんそれぞれ特色はあるけど、今やどの本拠地球場も日本の一流企業が知恵を振り絞って作ったエンターテインメント空間だ。
悪いわけではないし、どんどん頑張ってもらいたいけど、どうしても内容は似てくる。
のんびりとした車窓を眺めて遠征気分を味わっているとあっという間に松島に到着した。

松島

ここで今回の遠征の秘密兵器を取り出す。
そう。外崎修汰ボブルヘッドだ。
事の始まりは2020年。チケットのオプションとして発売された外崎修汰上半身パネルでシュールな写真をTwitterに上げることが、ごく一部の酔狂なファンの間で定着。
ただ外崎パネルは余りにも大きく、球場内への持ち込みは禁止されている上に、公共交通機関への持ち込みも難しい。
そんなニーズをライオンズ球団が考慮したかは定かではないが、今年ボブルヘッドが登場したのだった。
(余談ながら20年のパネル企画では外崎のほかに、源田・金子・森・岡田・メヒアもパネルになっていた。しかしTwitterで頻繁に写真を見掛けるのは外崎のみ。さては外崎ファンだけ客層が違うな?)

20年発売の外崎パネル

遠征用カバンの大部分をムダに占める外崎ボブルヘッドを取り出して、流行りの「ぬい撮り」ならぬ「ボブ撮り」を敢行。
言うまでもないが人に見られると恥ずかしいので、なるべく人がいないところで撮る。
地元の牡蠣と一緒に、そして美しく広がる松島の景色をバックに、そして遊覧船の上から。
とても良かったので、今後もなるべく連れて行こうと思う。皆さんもお試しあれ。人がいるところで撮れば、客引きを寄せ付けないメリットもある。

牡蠣を楽しむ外崎
松島の絶景にテンションが上がる外崎

塩釜で美味しい寿司を食べた後に球場へ向かう。
遠征のメインイベントと言っても差し支えないライナのマスコットステージがある。
ライオンズのマスコットステージはそれだけで独立しているけど、イーグルスのそれは選手やゲストの登場企画など、たくさんあるイベントの一つと言った雰囲気。
そしてライオンズほどマスコットファンは多くないようで、ステージ前がベルーナドームと変わらない雰囲気で笑ってしまった。
ステージの感想としてはこの日もライナさんがかわいかった。クラッチ―ナとの女子同士のワチャワチャも見れて大変良かったです。

ライナさん。かわいい
ライナさんとクラッチ、クラッチ―ナ
食べ物が似合う女子マスコット第1位ライナさん

この日はイーグルスキラーの今井達也と辛島航のマッチアップでスタート。
今井がいつも通り球数を使いながらもスコアボードに0を刻んでいく。
一方ライオンズは毎回のようにランナーを出していたが、5回に山野辺翔のタイムリーで先制。6回までに3点を奪い逃げ切りを図る。
投手陣はその後も順調に抑えていたものの、追加点がなかなか取れそうで取れない。
中盤以降は常にチャンステーマを歌い、飛び跳ね、叫んだが本塁が遠い。

5回のイベントでフランコのタオルを持たされるライナさん

この日は土曜ということもあり前日よりビジター席の人口密度が高い。
加えて湿度も高かったためか、攻撃の度に汗が止まらない。守備の間に汗拭きシートで拭くものの、次の攻撃でまた汗をかく。
そんなことを繰り返して何とか3-1で逃げ切って勝利した。
このスコアで試合時間3:53はさすがに長い。終わった時にはもうクタクタだった。
と言いつつこの日も国分町に飲みに行く。「このままホテル帰ってもテンション上がってどうせ寝れないし」という言い訳をしながら飲む。楽しかった。

2戦目は勝ち

仙台に来る度に感じるのがビジター席の「濃度」の濃さ。
元々ライオンズファンはイーグルスに対して思うことがあったりなかったりしがちだ。
そんな球場にわざわざ駆け付ける遠征民、そして地元にイーグルスがある中でもライオンズを応援している地元ファン(意外と多い)。
生活圏にライオンズファンがたくさんいるホーム・ベルーナドームとは全く違う雰囲気だ。
そしてラッパが使えないので応援歌はアカペラ。
それでも一糸乱れぬ応援が東北の夜空にこだまして、応援していてとても気持ち良かった。

応援は楽しい、飯は美味い、関東から割と近い。
やっぱりいつ来ても仙台遠征は最高。また来年も来よう。

勝利の喜びに浸る外崎
勝利の二次会でライナさんとbluelegends
牛タンを楽しむ外崎

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