【書籍紹介】おかあさんとあたし。
可愛らしい絵に添えられた、「あー、あった、あった!」と小さい頃を思い出せるような言葉が胸にグッときます。
懐かしくて、ほのぼのしていて、「涙が出ました!」なんていうレビューもたくさんあります。
さてさて、わたしは、皆さんにほのぼのとお母さんを思い出して欲しくて紹介しているのではありません。
ここに描かれているお母さんの絵、表情をよく見て欲しいんです。
どれも無表情。
全然にっこりしていません。優しそうでもありません。子どもに寄り添っている感じもありません。しぐさがおばちゃんっぽくて、ちっとも素敵じゃないし、子どもの扱いもぞんざいです。
「こんなもんでいいんじゃない?」ってことなんです。
無表情でおばちゃんっぽく、子どもにあんまり反応している様子もないけど、子どもの視点から見ると、十分に「お母さんの思い出」は表現できるんですよね。
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