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みんなとちがっていいんだよ

https://ja.wikipedia.org/wiki/ROLLY

 


『すかんち』というバンドのROLLYというボーカル兼ギタリストが、幼少期どんなことを考えていたか、音楽とどう付き合ってきたか、とても分かりやすく子どもに向けて書いた本。

キッスみたいになりたかったら、キッスみたいなバンドじゃだめだ

キッスとは、奇抜なメイクをしたロックバンドです。キッスに憧れて「キッスみたいになりたいです!」と送られてきたテープに対して、有名なベーシストのジーン・シモンズが言ったセリフだそうです。

最近、岡本太郎の「同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ」など、「模倣するな」という偉人の言葉に触れるにつけ、「自分の言う通りに何かをやらせるだけの先生は、三流だな」と思っています。

自分とは全く違う方向性を「素晴らしい」と絶賛できる先生でありたいです。

親も同じなのではないでしょうか。「自分とは全く違う子どものことを、心から素晴らしいと絶賛すること」。とても難しいけれど、子育ての真髄かもしれません。

走馬灯の主人公は自分

人が死ぬ時に見るという、走馬灯。

ROLLYは、走馬灯を「自分が主人公の一大スペクタクル長編映画」と言っています。

その長編映画に何の起伏もなければまったくつまらない。紆余曲折、山あり谷ありだからこそ、涙したり感動したり爆笑したり、エンターテイメントとして楽しめます。

そして、自分しか見ることのできない、この長編映画を見終わったとき、「ブラボー!」とスタンディングオベーションして死にたい!

なんて素敵な目標でしょうか!

みなさんのお子さんが天国へ旅立つときに、「ブラボー!!」と言える走馬灯とは、どんなものでしょうか。みなさんは、名脇役として、助演女優賞、助演男優賞をもらえるでしょうか。

わたしも走馬灯を楽しみに生きていきたいです。

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