わたしの息子たちはもうとっくに成人して、子育ては終わりました。あとは学費を払うのみ。とっても立派な息子たちに育ち、ちっとも心配なくあたたかく見守っています。

幼少期から18才まで、手出し口出しせず、ゆったりと見守り続けてきました。

なので、昨日の村上三保子先生の講座「自分のことが自分でできる子になるために、パパママができる３つのこと。」を「そうそう、そうよね〜
、見守らなくっちゃ！どうしてみんな待てないのかしら？」と余裕で聞いていました・・・。

ところが・・・！

「じゃあみなさん、こちらの動画をごらんください」と、恐怖の味噌汁動画を見せられた途端・・・。

「あぁっ！！熱い、熱いよ！！！
気をつけて！！！見てっ、見てよ、よく見てっ！！！！！
段差！段差！！！足！！あーしーーーーー！！あーーーーしーーー！！！
ちがっ、そっちじゃないよ、前！前！！！」

・・・たぶん、ものの30秒の動画中、100個くらい口出してました。Zoomの動画なのに、前のめりになってて、実際に目の前にいたら、間違いなく手も出してました。

恐ろしい動画でした。
恐怖の味噌汁・・・。こんな恐ろしい動画を目にするとは・・・。

いや、わたしは確かに手出し口出ししない母親でした。

・・・ある、得意な一面においては。

完全に無意識でした。恐ろしい・・・。だから恐ろしいんです、子育ては。無意識だから。自分がずっと言い続けていることをまさか身をもって体験するとは・・・。完全なるブーメランでした。

三保子先生に正直に打ち明け、「今日、気付けたのでがんばります」と宣言しましたが、「もう遅いねん！！」と一喝されました・・・。

そんな三保子先生は、受験生のおぼっちゃんに、ダメだ、ダメだと思いながら口出しして塾の先生に怒られていたそうです。わたしはそこは大丈夫でしたね←対抗心。

それで思ったんです。「口出ししたらいかんよ」と、同じことをずっと言い続けているわたしも三保子先生も、自分が弱い分野では口出ししてるんですよ。しかも無意識に。たぶん、得意な分野は未来が想像できるから、余裕でいられるし、細かい部分まで意識が行き届くんだと思います。知識と経験で。

じゃあ、三保子先生もわたしも完璧にならないといけないのか？

三保子先生は「いきなりゼロをめざすと5時間もしたら爆発するから、10を9にするだけでいいの」とおっしゃっていました。

10を9にする、9を8にする。あぁ、しまった、今日も口出ししすぎてしまった・・・。

これを日々繰り返し、考え続け、毎日、「どうしたらいいんだろう」と意識し続ける・・・、そうすることで、きっと、「ここは本当に正念場！」という大事なときに立ち止まることができる。全部が完璧でなくてはいけないんじゃなくて、意識し続けて、人生に関わるときにすっと冷静になって、決定的な地雷は踏まずに済む。

たぶん、子育てって、そんな程度なんだろうと思いました。

三保子先生は、ものすごく愉快な関西のおばちゃんで、わたしは講座中、ずっと笑って聞いていました。zoomでミュートじゃなかったら迷惑なくらい爆笑していました。

でも・・・、でもね、息子ちゃんの一大事は絶対に見逃さないと思う。ここぞという大切なタイミングは絶対に外さないで、真剣に向き合ってきたんだと思う。

それが大事なんだと思います。

参加された方から嬉しい感想をいただきました。

東の佳織先生、西の三保子先生。
嬉しいです！いつかコラボしたいです。そのときには「どうも〜〜〜〜」って登場して、「もうええわ！」で退場したいと思います。

わたしも、「言ってることがそっくり！」って思いました。講座の前日に、教室の保護者会を開いておりまして、三保子先生と同じく、プレゼンテーション資料に我が子が幼い頃の写真を載せ、「かわいいでしょう〜〜〜？」って言ってました・・・（笑）。

それから、「子どもを見つめるママの顔を見て！自分は鬼みたいに怒ってばかり、って言うけど、こんなに優しい顔をしているのよ」っておっしゃっていたこと、わたしもそっくりな記事を書いていました。

三保子先生の講座、2/11（土・祝）が最終日です。

わたしの紹介記事はこちら↓

三保子先生の著書『ようこそ！子育てキッチンへ〜子どもがのびのび自立する2歳からの子育てレシピ』購入で、受講料無料です。（一時、売り切れ状態になったようなのでお急ぎください）

ぜひ、みなさんも恐怖の味噌汁動画を見てみてください。