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18-19season 選手評価 (FW篇・後編)

18-19シーズンの選手評価、FW篇の続編となる今回の記事では4人の選手を紹介する。

■マリオ・マンジュキッチ🇭🇷 33歳 #17

65点

数字にはあらわれない貢献を重ね続け、
ユヴェンティーノの心をガッチリと掴んだこの選手に与えられた昨シーズンの仕事は、
世界的スーパースター、クリスティアーノ・ロナウドのパートナーとなることだった。

守備の時は、守備を全くしないロナウドがあけるスペースを埋めディフェンスライン近くまで戻り、
攻撃の時は、巧みにロナウドとポジションを入れ替えて、決定的なシーンを演出する。

マンジュキッチ個人としても、
シーズン前半のナポリ戦、ローマ戦、ミラン戦、インテル戦、ラツィオ戦・・
ここぞというビッグゲームで悉く得点を決め、チームのスタートダッシュに大きく貢献した。

個人的には、シーズン後半に、この選手が怪我で欠場した時期からチームのリズムが少しずつ狂い始めたように感じている。
アッレグリも会見で語ったように、アヤックス戦のこの選手の欠場は小さくない痛手だっただろう。

恩師の退任で退団にゆれるユヴェントスの魂だが、報道にあるように新天地へとむかうことになるのだろうか。

■フェデリコ・ベルナルデスキ🇮🇹 25歳 #33

60点

長髪をバッサリと切り、
イメージチェンジして臨んだ今シーズン、
いよいよチームの主力としてのポジションを築いたと言える。

ロナウドとの相性が良く(というかロナウドの部下のようだったが、、)、
ピッチ上を所狭しと駆け回ったこのイタリア人は、早くもユヴェントスのDNAが体に流れ始めたようだ。

大きな怪我もなく、シーズンを通してチームに貢献し、試合開始から終了までスタミナ尽きるまで走りまわった。

fino alla fine (最後まで)

クラブの哲学を体現したこのジョカトーレはメディアからも多くの賞賛を浴びた。

大きな成長を見せ、時としてワールドクラスの輝きを放ったベルナルデスキだが、真のワールドクラスとして大成するにはもう少し時間がかかりそうだ。
少し厳しいことを言えば、プレー判断が悪く、一つ一つのプレーが雑なのである。

来シーズンは適切な判断力と継続性を身につけ、より高いレベルでチームに貢献してくれることを願っている。

■モイズ・キーン🇮🇹 19歳 #18

70点

チーム内における彼の序列、18歳という若さを考えれば、この点数は妥当だろう。

チーム3番目となるシーズン6ゴール。

シーズン後半の苦しい時期にキーンが決めてくれたゴールでチームは大いに助けられた。
特にミラン戦での決勝ゴールは見事だった。

19歳とは思えぬ強かさ、フィジカル、決定力。

イタリアA代表にも選手され、ユヴェントスのみならずイタリアの未来を背負っていく存在となるだろう。

今後彼に求められるのは、
謙虚さを保ち、チーム内に数多存在するカンピオーネから素直にいろいろと学び吸収していくことだ。

■ファン・クアドラード🇨🇴 31歳 #16

50点

この選手に関してはFW、MF、DF、どこに分類するのか意見は分かれるところだが、ここではFWとさせていただく。

シーズン序盤はそのユーティリティ性から順調にチームに貢献していたが、
左ひざの手術に伴う4ヶ月あまりの離脱期間もあり、良いシーズンだったとは決して言えないだろう。

アッレグリ監督の元で戦術的に成長し、多くのポジションをこなせるようになった同選手であるが、気づけば31歳。

スピード感あふれる縦への突破が鳴りを潜め始め、残りの契約が1年となった同選手は、放出候補として名前が上がっている。

新指揮官が描く来期のスカッドの中に、クアドラードの姿はあるのだろうか。

個人的には、みんながロナウドに合わせようとプレーする中、空気を読まず1人で突っ走ろうとするクアドラードの姿を来シーズンもみれると嬉しい。

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