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トリクルダウンの失敗を認めた

先日、トリクルダウンは起こらないというnoteを書いた。あくまで個人的な意見だったが、有識者がトリクルダウンの失敗を認めた。これは大きなことだ。

アベノミクスは庶民にとっては失敗

トリクルダウンが起きなかった。株主・大企業経営者の私腹を肥やしただけだ。金持ちは増え、企業の収益は改善したが、人件費という形で社員には還元されなかった。最近の賃上げは、過去の利益から出しているだけに過ぎない。もっと前に賃上げできたはずなのに、今更だ。さらにまだまだ余力があるのに、既存社員、特に就職氷河期世代にはまったく払う兆しが見えない。

これからどうなるか

上から金を流してもダメなら、庶民に直接ばらまくしかなかろう。しかしこれも期待できない。10万円給付があったぐらいだ。あとは住民税非課税世帯に多少、金を配っているだけだ。下への直接的な援助は期待できない。消費税減税・廃止がベターだが、政府は頑としてするつもりはないようだ。上は潤い、最下層はちょっと潤い、最も多い中間部分の我々にはなにもない。依然として物価高に苦しむ生活から変わることはない。もはや手の打ちようがないのではないだろうか。

敵は政府と企業

とにかく上流へこれ以上奉仕しないことだ。余計な税金は払わないし、消費して企業を潤すこともダメだ。そして、自分の人生を犠牲にしてまで仕事をしないことだ。人財とか従業員を大切にするとかいうけど、あれは嘘だ。騙されてはいけない。福利厚生とか食事会とか催されて喜んでいては思うツボだ。こんなので喜ぶなら安いもんだと思われている。追い求めるのは、賃上げだ。賃上げは社会保険料が労使折半なので、企業側の負担も大きい。転職が可能な人はすればいいし、しないのであれば仕事はマジにならないことだ。従業員に正当な報酬を与えなくても、違法ではない。同時に従業員が給料を超えるアウトプットをしなくても違法ではない。この30年安くこき使ってきたのだから、もういいだろう。私は働かない。

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