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日銀黒田総裁、最後の記者会見を見た

You Tubeで日銀黒田総裁の記者会見を見た。金融緩和は成功だったとの回答だったが、違和感を感じる。しかし円安のおかげで資産が増えたので、黒田様様である。

サプライズがなくてよかった

私はほとんどの資産をドルで保有しているので、少しヒヤヒヤしていた。しかし相変わらずの黒田節でサプライズなしの、平常運転。リアルタイムは見逃したが、ドル円が大きく動かなかったので、何もなかったのだろうなと思っていた。そして、サプライズなしの相変わらずの金融緩和継続なので、円安に振れている。

金融緩和は成功だったが

金融緩和は成功だった。しかし誰にとっての成功だったか?それは企業と株主にとって成功だった。トリクルダウン理論基づいて、国民全体にその波が届くはずだった。しかし、企業がダムを作り、株主と経営陣がすすりまくったのだ。だから投資をしていない個人はその恩恵を受けられなかった。そしてこれからもこの金融緩和が継続するのであれば、潤うのは同じ人だろう。企業がダムを開放するとは思えない。(最近やっと、賃上げで開放しているが)

一番引っかかったのは、就職氷河期解消

黒田総裁は、金融政策の具体的な効果として、デフレを解消して経済を活性化させ、400万人以上の雇用創出で就職氷河期と言われた状態を完全に解消したことなどを挙げた。副作用よりも経済に対するプラスの効果が「はるかに大きかった」とした上で、一貫して2%の物価安定目標の実現を目指して大規模緩和を続けてきたことは「間違っていなかった」と述べた。

ヤフーファイナンス

いやいや、全く解消していないでしょう。解消の定義が難しいところではあるが、就職氷河期世代の当人としては何も解消していないと思っているに違いない。それは言いすぎだ。確かに金融緩和のおかげで雇用が生まれたことは間違いない。しかしながら、就職氷河期は解消されずただ時間が過ぎただけに過ぎない。そして、就職氷河期世代はもう50代に突入しようとしている。企業は50代を雇い入れるのではなく、新入社員の賃上げに人件費を割り振った。今まで貯めていて、就職氷河期世代が30代の頃に、雇いいれることもできただろう。しかしそれをせず、ただひたすらに貯めまくった。そして政府からの賃上げ要求で、やれやれの賃上げだ。

ETFの購入の出口は?

多額の上場投資信託(ETF)の購入を反省しているかとの質問に対しては「何の反省もないし、負の遺産でもない」と答えた。

ヤフーファイナンス

もう完全に開き直ってる感がある。買ったETFはどうするのだろう?ちょうどそれについて触れてあるWEBサイトがあった。

なかなか厳しい状況のようだ。真っ先に思いつく、少しづつ売却が難しようだ。まぁ、私としては日本株が下落しようがあまり関係がないので、興味がない。

植田氏は今後どうするのか

金融緩和政策が「成功」であるならば、これからも継続だろう。そうでないと、黒田氏の金融緩和は失敗したと認めることになる。なのでこれからも金融緩和は継続だろう。このシナリオを頭に入れてこれからの行動を考えるべきだ。

黒田氏バンザイ

色々書いたが、金融緩和のおかげもあり、円安になった。ドルベースではあるが、去年はかなり資産を増やすことができた。10年間投資活動をしていたので、黒田氏と歩んだ10年間だ。黒田砲という言葉も懐かしい。黒田氏バンザイ。そしてお疲れさまでした。

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