2023/11/6

（ネタバレ注意）

現在放送中の韓ドラ『赤い袖先』が終盤を迎えている。

韓ドラの中で、これほど王様の求愛を拒み続けた女人がいただろうか。

少なくとも、私の今までの視聴作品の中にはない。

つらいときにそばにいて、命懸けで守ってくれた女。

もう彼女なしではいられないほど好きにさせておいて、恋情をぶつけたら

「心を寄せたことはありません。」

とすげない仕草。

王様ならこんな屈辱ないだろうし、よけい忘れられなくなるに決まってる。

男を狂わす悪い女だね。（本人にそんな自覚はないだけに）

王様の切ない眼差しや真情のこもった言葉に、観てるこっちは💕。

終盤まで焦らす焦らす。

思い通りに行かない展開に、王様とともにモヤモヤ。

すっかりドはまりである。

王様（正祖）役のジュノ（２PM）も、ヒロイン役のイ・セヨンも、適役。

個人的には、正祖の祖父である英祖役イ・ドクファがいいなぁと思った。

威厳も愛嬌もあって魅力的（鼻が丸くてかわいい）。

認知症を患った晩年の英祖が、かつて心から愛した側室の記憶を取り戻して静かに涙を流すシーンは心に響いた。

ヒロインの師匠、ソ尚宮サングン役のチャン・へジンも人情味があっておちゃめでいい。

護衛役オ・デファンの忠実ながらもまぬけなところのある演技もおもしろいし。

大妃テビのチャン・ヒジンは気品があって美人で好きだなぁ。

そう、『赤い袖先』は登場人物がみんな素敵。

いきいき動いてるのだ。

あと数話で終了、今からロスが怖いよー。