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競合はどうか

出身を聞かれて「奈良出身です」のあと、「あー鹿と大仏…」に対する、キレのある返しが定まらないむねです。このまま平成が終わります。

表題の件につきましてご連絡いたします。ひとつひとつ潰していきますね。以下、個人の見解でカテゴライズしてみました。

■BIRKENSTOCK

(医療サンダル)

まずはBIRKEN STOCKのサンダル。サンダルと言えばって感じ。元々はドイツで開発された医療靴ですね。過去にはドイツの大統領も愛用した室内履き。生活様式の違いもあって、あれは元々ルームシューズとして使われていた。それが日本で人気定番アイテムとなった。価格は大体1万円を超えます(PVC素材で5,000円のもありますが)。アッパーはレザーなので手入れも必要。ぼくは街なかで履くお洒落サンダルとして使われている認識です。つまり1軍の靴ですね。日本では外履きとして親しまれている。

■アウトドアブランド

激戦区です。ブランドを出すとキリがないです。こちらはその名の通り、アウトドアで使う「ギア」のひとつとして開発されたもの。山とか川とかが得意で、高機能です。例えばグリップが効いているとか、滑らないとか。その機能美を、ハイブリッドに街なかでお洒落に履く人がたくさん増えました。ざっと思いつく限りを挙げてみます。

・テバ
・チャコ
・シャカ
・スイコーク
・キーン

■ビーチサンダル / シャワーサンダル

ルーツは海で活動していた人たちの履物ですね。漁師さんたちが履いてたとか。あるいはサーファーが好んで使っていたとか。水の中でもじゃぶじゃぶ履ける。もちろん裸足で履くことが前提です。ちなみにビーサンは日本由来の履物です。それが海を渡ってハワイや、南米でも愛さるようになったらしいです。

■リカバリー系

ちょっとニッチですが個人的に注目してます。スポーツブランド。特にランやトレッキングの靴を扱うブランドが「足を休ませるため」に作ったサンダルです。OOFOSとかHOKA ONEONEなんかがあります。あとはMont-bellのロックオンサンダルとか。色んな用途が考えられますが、あれは山頂でブーツを脱ぎ、足を休息させる目的で作られていると聞いたことがあります(嘘だったらごめんなさい)。薄くて軽くて、サブの履物として持ち運びにも便利です。

■クラフトマン系

伝統の製法で職人さんが作ったサンダル。素材は本皮でしょう。製造元は英国か米国か。はたまた日本かもしれない。ぼくも大好きです。ユッタニューマンとか。エルメスとかとか。あとは浅草や奈良の職人さんが結った雪駄とか下駄もここかもしれない。(今回語る上で、クラフトマン系と勝手にカテゴライズさせていただきましたごめんなさい)

■ヘップサンダル

お待たせしましたメインです。文字で説明するよりも早い方法があります。こちらの画像をご覧ください。

これ。これがヘップサンダルです。サザエさんとちびまる子ちゃんのお母さんが履いていますね。あと、あなたのおばあちゃんも履いています。

アニメはどちらも1950年台に放送が開始されています。そして「Always三丁目の夕日」も同様の時代設定。1955年、東京タワーが建設中のときですね。ヘップサンダルは50年以上、日本の玄関で愛され続けている定番中の定番です。

この履物のルーツになったのが、映画「ローマの休日」。王女アン演じるオードリー・ヘップバーンが履いたモデルが、後に日本でヘップサンダルとな呼ばれます。この映画が日本で上映開始されたのは1954年です。

後に日本でヘップサンダルと呼ばれることに

■特化型がいいかも

全てに通じることとして、〇〇(何か)に特化した履物であるということ。「山で履くため」とか「海で履くため」とか。あとは「足を休ませてあげるため」などですね。それが結果的に、日本では街中で履く「お洒落な履物」として定着する。流行ですね。言い換えるとファッション。ぼくのブランドも、最初からお洒落な人達のど真ん中を狙うつもりは毛頭ないです。街でお洒落な人達が履くのは、副産物的な事象だと考えているからです。ある人はキャンプで使うアウトドア用のサンダルを、都心で履くお洒落履きにも使うだろうし、またある人は玄関でサッと履く「ご近所履き」として兼用している。

ご近所履きが何かにとって代わられている例ですね。みんないい感じのご近所履きがないから兼用するし、探している。

ご近所に特価した履物はヘップサンダルで、唯一無二です。

ご確認よろしくお願いします。


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