人生はゲームが9000割
図書館や本屋にいくと、「○○が9割」とか「仕事ができる人は○○しかやらない」とかいうタイトルのビジネス本を何十冊も見つけられる。あなたたち全員集まったら1000割いくでしょう。
最近読んだ本は、「やらないことを決めよう」的なことが書いてあった。要約すると、「時間は有限だからまずやらないことを決め、重要なことに集中しよう」的なことのアレ風の感じだ。
そんなことを考えていて、これまでの自分が「やらないと決めたこと」とはなんだっただろうか?とふと考えてみた。
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・小1 書き順を覚えるのをやめた
はじめての国語ドリルをもらった。数回の宿題を終えて、決められた書き順で書く意味がわからなかった。見本に書いてある書き順を目で追うことすらやめた。
・小2 ソフトボールを習うのをやめた
父が野球好きだったため、地域のソフトボールクラブの練習に参加させられた。練習日初日、ノックがうまく拾えずにいるとコーチがなにやら叫んでいた。うるさいな、やりたくてやってねーよと思ってやめた。
・小4 サッカーを習うのをやめた
友達といっしょにサッカーを習い始めた。数ヵ月ほどは続いたが、周囲は幼少期からの経験者ばかりで追い付かないし、土日がつぶれてゲームができないのも困るのでやめた。
・小6 進研ゼミをやめた
親が勝手に入会し、もったいないのでしばらくイヤイヤ数ページ程度やっていたがどう考えても無駄だと思ってやめた。そもそもゲームで忙しく、面倒なのでやりたくない。母親に「俺はもうやらないから、お金がもったいない。進研ゼミの教材代を他のことに使ってほしい」と伝えると、母は涙しながら「勉強して、将来好きなことができるように、選択肢を広げるために・・・」と言っていた。
・中2 部活の朝練をやめた
朝6時に起きて行っていた朝練は、眠いので参加するのをやめた。夜中までネットゲームで忙しいのに、朝連なぞ行っていたら体を壊すでしょう。朝以外の部活には参加していた。
・高1 部活をやめた
朝5時半に起きて朝練に参加せねばならんので、同様の理由でこれもやめた。ちょうど夏休みまでで私の部活は終わった。
・高2 遊戯王カードをやめた
長らくハマっていたが、ふともういいやと思えたのでやめた。「今日で遊戯王やめるわ」と口にすると、いっしょに遊んでいた友人らは「え?」「またまた~」と笑っていた。本当にやめた。
・大学4年 大学の友人と連絡を取るのをやめた
大学卒業前のタイミングで、こちらから連絡をするのをやめた。俗に言う人間関係リセットである。中には毎日のようにいっしょに遊んだ友人もいたが、「またいつか人生が落ち着いたらな」とか言って終わった。
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覚えている限りはそんなところだろうか。部活や習い事をやめることが多いみたいだ。で、やらないことを決めて生まれた時間で私が何をしていたかというと、ゲームである。ゲームには終わりがない。私は放っておくと倒れるまでゲームができるタイプだと自負している。
だから、今からちょっとずつゲームをやめようかな、と思っている。ゲームをやめたら私は何をするのだろう?それに少し、興味がある。そしてそんな人生もまた、ゲームみたいなものだろう。
・2023年 ゲームをやめた
やめたい気持ちも、やめたくない気持ちもあるけど、やめた。
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