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40代の台湾プチ留学

 現在、働いている組織を退職することが決まり、有給休暇を利用して台湾にやってきました。目的は、これまで4年くらいの間、やったりやらなかったりを繰り返して、いまだにレベルが上がらない中国語に本格的に向き合うためです。期間は2週間と超短いのですが、この年齢でこのような経験ができていること、自分は本当に果報者だと思います。

1日の生活はこんな感じ

 台湾では、大学付属の中国語センター(華語中心)に午前中通い、午後は留学エージェントによる個別レッスンや台湾文化に関する講座を受けています。だいたい、毎日こんな感じ。

7:00 起床  7:55 出発 
8:25 大学近くのコンビニでコーヒー(&おにぎり)購入
8:35 教室到着。おにぎりを買ったときは、教室で食べる。
8:40 始業。でも、12人のクラスで半分も来ていない。
8:50 ぼちぼち揃ってくる
11:30 授業終了 → 昼食
14:00 個別レッスン
16:00 終了 → 自宅にいったん帰り、復習&予習など
19:00 夕食。ついつい一杯飲む。
23:00 就寝。

 クラスは中級クラスで、14人いるのだけど、イギリス、ベトナム、タイ、インドネシア、アメリカ、日本から集まっていて、私以外の人たちは3か月間のコースとなっている。逆に、私は途中離脱予定(残念)。この年齢で来ている人はおらず、私以外は20代前半に見えます。

大学の入口

「話す」を重視した授業とはこういうものか(驚)

 授業は教科書を使って、新出単語の確認、文法の確認など日本の高校とかでの英語の授業と同様の要素ももちろんあるのですが、「話す」というスキルを重視して、グループディスカッションの時間を多くとっているのが特徴です。
 例えば、「…可以説是…」(…はいわば…である)という言葉が出てきたときに、2人組で「可以説是」を使って作文する練習などが多く課されます。お互いの考え方を共有し、生徒たちが能動的に発表、先生もそれをうまく引き出すという感じです。
 日本の授業では、ここまで生徒が能動的に参加しているのを見たことがないし、自身の考えを英語で表現しているのも見たことないような気がします。
 この授業をやるためには、先生の時間管理や生徒一人ひとりに目配せしてフォローする力、各国の訛りが残る学生の話を理解する能力(わからないときは簡単な質問で言いたいことをはっきりさせる)など、かなりのレベルが求められるはずですが、今回の先生は常に笑顔を絶やさず、しかも、話がそれそうなときの軌道修正もスムーズで、こんなにレベルの高い言語の先生は見たことがない、といった感じです。

野菜が足りない問題(解決済み)

 台湾にきて、牛肉麵や魯肉飯などおいしいものに舌鼓を打っていますが、来たばかりのころは野菜が足りなくなる問題に頭を抱えていました。でも、台湾は外食文化であり、食堂とかでは青菜炒めとかが必ずあるので、追加注文すればなんとかなります。
 そんななか、私のお気に入りの野菜料理が「燙青菜」。湯通しした野菜料理ということですが、上にかかっているソースがおいしく、とても野菜がおいしく食べられます。1皿30台湾元(120円とか)ととてもリーズナブル。食事のお供にほんと最適です。
 でも、ここはグルメ大国の台湾。気を抜くとついつい食べ過ぎてしまうので、気を付けないと。。。

左が燙青菜

日本人旅行者に優しい街

 お店に入って、日本人が来ているとわかるとすぐに「こんにちは」。帰るときは「さようなら」。日本語が流暢でなくても、日本人の扱いに慣れているせいか、welcomeの気持ちがすごくよく出ている店が全般的に多い気がしています。
 私は中国語を学びに来ているので、もちろん中国語で注文のトライなどするのですが、わからなくなったらすぐに日本語の助け舟が来ることも多く、ストレスはほとんど感じません。日本語ができなくても英語に切り替わるパターンなどもあり、私も余暇の時間は日・中・英が混在しています。。。

この年で留学に来れて、本当によかった

 有休をどう消化するか、旅行に出るか、留学にするか、など迷ったのですが、留学にきて本当によかった。中国本土への渡航のハードルの高さから、今回の留学は台湾にしたのだけど、毎日が刺激的。
 そのあたりは、帰国後、あらためてどこかでまとめようと思うけど、何歳になっても学べるということは本当に嬉しいことだと、日々幸せをかみしめています。




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