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5歳でポケモンカードができるまで(13)

遅いよファミリーポケモンカードゲーム


みなさん、ご存知の通り3月15日に「ファミリーポケモンカードゲーム」が発売される。キャッチコピーに「一家に一台、ファミリーポケカ」ということから分かる通り、家族向けの商品。小学生低学年や未就学児がいるファミリーで、ポケモンカードをわいわいやることがコンセプトの商品だろうと思える。空前のブームによって想定を超えるキャッシュを得たクリーチャーズが、TCG市場における現在のプレゼンスを維持し、さらに拡大していくために次代のユーザー層を育てんと打った、次の一手かもしれない。まぁ、おじさんの勘ぐりかもしれないけど。そう思えるほど豪華で2000円弱で、性能はさておきキラのGXが6枚も入ってる。500円でノンキラのGXが一枚入っていた、GXスタートバトルデッキよりもお得だ。これからポケカを始めたいという家なら間違いなく買いだと思う。
 しかし、残念なことに我が家的にはあまり必要のない商品だ。登場するのが1年。いや2年遅かった。打点計算の上びょんびょんテールやかいてんひこうでダメカンをばらまきつつ、イヤーキネシスで確実にサイドをかりとっていくうちの5歳時には、すこし物足りない商品だ。カードリストを眺めながら「こんなにエネルギーはって…なんで…」とこぼしていた。

※でも実は収録されている「ライチュウGX」のイラストがかわいいので長男的にはほしいらしい。

あの時にファミリーカードポケカがあったなら

それでも長男がポケモンカードをやり始めた当時、この商品があったらどうだろうと考える。以前も書いた通り、息子は「サトシVSロケット団」でポケモンカードを覚えた。そう考えると、この「ファミリーカードポケカ」との大きな違いは「サトシVSロケット団」は30枚のハーフデッキだということである。30枚デッキだと、1ゲームもそれほど時間がかからないため4歳の息子でもなんとかできたかなと思う。なので、まだ小さいお子さんのいる家で「ファミリーカードポケカ」を買った場合は、30枚のハーフデッキにして遊ぶのも良いと思う。ちょうど、各デッキ2タイプづつ入っているようだし。エネルギー加速もない、あの眠たいというか牧歌的なデッキだとフルデッキで対戦するとかなり時間がかかってしまう気がするからだ。あとデッキに、それぞれ少しづつ特色があって、楽しいかなとも思う。「サトシVSロケット団」は、両方、たねGXがエースで、それを早くひけてエネルギーを貼れれば勝ちみたいな感じだったから。

もう一つの意味でも、遅かった「ファミリーポケカ」

そして実はこのファミリーポケカの登場は、我が家的にはもう一つの意味で遅かった。家にはそろそろ3歳の次男がいる。彼もお兄ちゃんがやっているので、ポケモンカードをやりたがっているのだが文字も読めない、数字も読めない次男には難しい。そんな彼のために息子とママが、次男専用の初心者デッキをつくったのである。20枚デッキで、次男が好きなエビワラーやサンドパンのGXなどが専用カードとして作成された。(せめてひらがが覚えたらできるように)テキストは、すべてひらがな。イラストはママで、カードのゲーム的なデザインは息子が行った。それを使った写真が、この記事の冒頭の写真である。カードを見せるとこんな感じ。

5歳が考えた割には、抑制されたスペックになっていて面白い。「特性は次男にはむずかしいから、いれてない」と長男はいっていた。ということで、次男にも「ファミリーポケモンカードゲーム」は買う必要がなさそうである。



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