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お見舞い(人との関係性が見える瞬間)

こんばんは、MAPです。

今回は話を戻して、お見舞いについて振り返りたいと思います。


来訪者

一般病棟に移った週末には、少しずつ知り合いの方々が妻のお見舞いに来て
下さいました。

妻に意識がないこと、来訪者に私の口から直接お礼を言いたかったことから、来訪者と事前にお見舞いの日時を調整して、私もお見舞いに同席をさせていただきました。(妻は交流関係が広く、延べ人数は50名ほどでした)

そして、どのような関係性の方が来られたかと言うと、ざっくり以下のような方々です。(敢えて病院は公表していなかったので、飛び込みのお見舞いはなく基本的には親しい間柄の方のみです)

  • 近所のママ友

  • 妻の友人や知人

  • 妻の看護学校時代の友達

約1ヶ月の入院生活の間、最初の2週間がピークで、その後は「もう一度会いたい」という希望を頂き、2度来られる方がちらほらという感じでした。

と言うのは、当初妻の顔のむくみや腫れなどを気にしていたこともあり、妻への配慮から、親しい女性のみに限定してお見舞いが可能であることのお声がけをさせて頂いていました。

また、妻の母親の気持ちとして今の娘の状況をあまり多くの方に見られたくないという意見があったことから、心苦しいところはありましたが入院中盤あたりからお見舞いをお断りさせていただくこともありました。

それでも、来ていただいた方々にはとても感謝していますし、残念ながらお断りした方や気持ちはありながら来れなかった方も含めて、妻を心配して「会いたい」という気持ちを持っていただけたことだけでも嬉しく、ありがたいことでした。

この場を借りて、改めて御礼を申し上げると共に、いつか私がお役に立てることがあれば何かお返しができればと思うばかりです。

お見舞いで喜ばれるもの

この内容は書くべきかどうか悩みましたが、読者の方の参考になればと思いあえて気がついたことを記録しておきます。

大前提として、お見舞いで頂いたものに全く不満はありませんし大変有り難く思っています。

その上でお話をすると、
お見舞いで喜ばれるものは、入院中の患者の状況によって大きく変わるのではないかと思いました。

患者の意識がはっきりしていて話せたり、食べることができたり、退院の可能性があるという人と、妻のようにように意識がなく、食べることもできない状況だとせっかく頂いた菓子類などは家族で食べることになります。

ですので、第一に患者の状況を考えることは大事なのかなと思いました。(私自身も今回当事者になって初めて気付かされました)

また、生花は衛生上の理由のようですが、持ち込めないこともあるようですので気をつけた方が良いかもしれません。

逆に、手に塗るクリームなどのスキンケア用品は皮膚に異常のある患者以外は利用できると思うので重宝しました。

以上のことから、伝わりにくいかもしれませんが、やっぱり現金が一番無難なのかなーと思ったりしました。(お見舞い品を頂いた方には感謝しておりますのでどうぞお気を悪くされませんように)

実際、入院中は何かとお金が必要だったりもしますので実用的であることは間違いありません。また、お見舞い品を持ってくる側もあれこれ考えずに封筒にお金を包むだけなのでシンプルで良いのかなと・・・。

これはあくまで私見なので、賛否を含めて色々な考え方はあると思います。

お見舞いを通じて思ったこと

当たり前ですが、近所のママ友はほぼ毎日のように会っていたことや病院も比較的近くなので会いやすかったと思いますが、もう十数年も会っていない看護学校の方々やそれ以外の友人の方々が心配して駆けつけてくれたことは本当に感謝しかありません。お見舞いに来て下さった方の前でその有り難さにいつも涙を流していました。

そして、改めて妻が友人と深い人間関係を築いてきたことを知り、こんなにも強い絆を持った友人が沢山いた妻は幸せだったと思えたのでした。

彼女は、そんな大切な友人がいながらも、いつも家庭を第一優先に私たちのそばにいてくれました。今から思えば、もっと友人たちと楽しむ機会を作ってあげられれば良かったと後悔の念を抱くのでした。

そして、私が妻と逆の立場だったら、一体何人の人が来てくれたのだろうか・・・。必ずしも人数が大事な訳ではありませんが、今まで以上に友人との関係性を大切にしていきたいと思いました。

次回の予告

次回は、入院の中盤から後半にかけての話を書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

MAP

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