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ランサムウェアの新手口!

Malwarebytesは2023年5月のランサムウェアに関する分析結果を発表しました。


■2023年5月の主な注目点

5月は556件のランサムウェア被害が報告されています。
主な注目点は以下の通りです。

●ランサムウェアの王者として君臨している「LockBit」の新たなライバルとして「MalasLocker」が猛威を奮っている
「LockBit」の76件に対して「MalasLocker」は171件の被害が確認されている

●イタリアとロシアでランサムウェアの活動が活発化しており、イタリアは前月から6倍以上に増加し、ロシアは前月0件から50件となった
この増加は「MalasLocker」によるものとされている

●教育機関へのランサムウェア攻撃の増加が懸念されており、5月は30件の攻撃が確認され、2022年初頭以来の最高記録となっている
持続的な増加傾向が見られ、特に「Vice Society」による攻撃が指摘されている

●既知の脆弱性を悪用したマルチターゲット攻撃という新たな手口がランサムウェアギャングに使われている
特定のシステムの弱点を狙って複数のターゲットを同時に攻撃し、ランサムウェア運用の規模と影響力を拡大させる手法とされている

●「BlackSuit」「Rancoz」「8BASE」「RA Group」と呼ばれる新たなランサムウェアが登場している


■教育機関へのランサムウェア増加

上の注目点でも挙げたように、教育機関へのランサムウェアが増加しているようです。

2022年6月~2023年5月の間に発生した教育機関に対するランサムウェア攻撃は190件確認されており、84%増加しているとのことです。

教育機関へのランサムウェア攻撃が増加している要因として、多くの教育機関は予算が限られているため、セキュリティ対策に十分な資源を割くことが難しいことが考えられています。

また併せて、古い機器の使用や人員不足は脆弱性を増大させ、ランサムウェア攻撃の標的にされやすくなる要因を作り出します。

ランサムウェアは教育機関において重大な影響を及ぼす可能性があり、その被害が今後も拡大すると予想されています。



このようにランサムウェアが全世界で増加していますが、基本的にランサムウェアによるサイバー攻撃に対して身代金の支払いに応じることは、サイバー攻撃グループの資金源になるため推奨されていません。

ランサムウェア攻撃に対して、セキュリティを強化するとともにバックアップを取り、データを暗号化された場合でも問題が生じない体制を作っておくことが望まれています。


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