労働による収入、自分のスキルによる収入、借入による収入、マーケットの余剰分から得る収入の4種類。

これらは本質的に質の異なるものです。

その違いを理解することで圧倒的に稼ぎやすくなります。

■お金の作り方

お金は必ずしも「稼ぐ」必要はなくて、自分の手元に用意できればどんな経路であれ、お金はお金です。

この淡々と冷静にお金と向き合う姿勢が多くのお金を手に入れる上でとても大切です。

そこに感情や人間的な反応を持ち込んではいけません。

お金はただの道具。そう割り切れるかどうかがお金持ちとそうではない人の違いであると、多くのお金持ちと知り合って感じました。

必ずしも稼ぐ必要はなく、手元に用意できてそれが使えるお金であれば同じというマインドに立つと、借入というのも決して悪い選択しではありません。

一般的に借金＝悪、という感覚がしみ込んでいますが、実際それは正しいでしょうか？

仮に1000万円を年利１％で借り入れして、ある駐車場を作ったとします。
その駐車場の利回りが年５％なら（1000万円に対して）差し引き4%が利益となります。

しかもこの場合、借りたお金で豪遊したり高級品を買ったわけではありません。駐車場という資産を買っています。つまり、この土地に価値がある限りは売却してまた現金に戻すことが可能です。

お金から駐車場に姿を変えて所有してるだけなんですね。

お金で購入して消費しているのではなく、変化（トランスフォーメーション）させているだけなんです。

価値は失われていません。

この様に考えれば、借金そのものが悪ではなく、その使い方の方に問題があると言えます。

借入そのものはむしろ大きなチャンスです。資本主義の仕組みの中で最大の美味しい部分の１つですらあります。構造的に生まれるボーナスポイントですね。

なぜなら、一切働かずにお金を目の前に用意できるチートシステムだからです（笑）

いやでも、いつか返さなくちゃいけないお金やんけ！
と思うかもしれません。

返せばいいんです。お金を活用するだけ活用してそこから利益を搾り取ったらそのまま返せばいいんです。

先ほども言いましたが、購入による｀消費｀ではなくトランスフォーメーションです。形を変えただけなので、価値としてはそこにいつもあるんです。

でも、だれもこの事実に気がついていません。

ちなみに法人を作ることで、そもそも借りたお金を一生返さなくても良くなる裏技もあります。また今度お話しますね。

■マーケットの余剰による稼ぎ方

もうひとつお金の作り方を解説します。

それはマーケットの余剰からお金を作るという方法です。

先ほどの借入と並んで、一般の人にはあまり理解されてないお金の作り方だと思います。

投資家の方でセンスのある人だとこの本質的な構造に気がついているかもしれません。

マーケットというのは金融市場のことです。投資家やトレーダーという人たちは日々この市場で売買を繰り返してお金を生み出しています。

でも不思議に思ったことありませんか？

そのお金はいったいどこから来るのだろうかと。

何か物を作って売ったわけでもないし、サービスを提供したわけでもありません。実体経済において何か生み出したわけではないのにお金が増える。

それが金融の面白いところです。

金融の世界で動くお金と実体経済で動くお金は本質的に異なります。
別の世界のお金なんです。

僕たちは日々、100円はどのくらいの価値、1万円はこれぐらいの価値、というのを肌感覚として持っています。

スーパーの白菜が3万円で売られていたら高いと思うし、100円くらいなら妥当だと感じます。

同じように、普段働いてもらう給料もこのくらい労働したからこの金額を貰えるんだということを信じていると思います。

しかし、金融の世界ではそれは通用しません。そうした肌感覚とは異なる基準で動いています。

現に、外資系のトレーダーなどでは快適なオフィスにてパソコンをポチポチしているだけで年収5000万円とか稼いだりします。

一方、土方作業をされているとある男性は汗だくになって動き回り、毎日クタクタになるまで働いています。サラリーマンも遅くまで残業して時間でいえば人より何倍も多く働いている人もいます。

感覚でいえば、トレーダーよりもサラリーマンや肉体労働をされている人の方がめっちゃ働いているように見えます。

少なくとも、トレーダーがこれらの人の100倍働いているのか？というとそうではない気がします。

100倍働いたから給料も100倍貰える。この世界はそういう相対的な関係ではないということです。

ただし、このことはある一線を越えて稼ぐ水準に至らないとわかりません。
中間以下の層においてはこのくらい働いたからこの給料というのが感覚的に正しいことが多いからです。

■まとめ

世の中には根本的に異なるお金の作り方が存在します。

これまで僕らが教わったように労働＝お金という手段だけでなく、色々なお金を作る方法があることがわかりました。

是非、この機会にもう一度お金とはなんぞや？という部分と、社会のなかでそれがどう絡み合っているのか考えてみて下さい。

僕はつねに常識を疑って生きています。言われたこと、教えられたことを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で一度考えてから自分なりの世界に対する理解に組み入れていくのです。

そうすることで自分だけのオリジナルかつ最強の「世界をみる目」が養われると考えています。

人生だって、もっと上手い攻略法があります。言われたことをただ受け入れてやっているだけでは気が付けません。常識や定例はつねに疑いましょう。

それでは！

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