すえきち

本、音楽、映画、海、お酒、などの日記

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最近の記事

『金曜日の本』

旅先で本を買う癖がついた。 旅先で、とかいかにも色んな所を周ってきた人みたいな言い方をしたけど、大概行き先はいつも京都。そしていつもひとり。 つい本屋に寄りたくなるのが京都、片手に本を携えて歩きたくなるのが京都なのだ。(めちゃくちゃ私見) そしてこれも私見だけど、街中にある本屋の方がより魅力的に感じる。(京都に限らず) 田舎の国道沿いにある大きめの書店チェーンや、駐車場の広いでかめのTSUTAYA(4割雑誌)(むしろ併設のタリーズとかスタバがメインなTSUTAYA)での

    • 26歳最後の恋

      26歳が終わる。 そんな夜に私はなんと恋をしている。 私のする恋はいつも少し変で、まずファーストコンタクトで予感を必ず感じる。 好きになりそう!ではなく、 好きにはならないだろうな、と思うのだ。 自分で言っていて意味がわからないけど、 おそらくは無意識のうちに芽生えた勘を否定しようとしているんだと思う。 この人と恋が始まるかな。 いや全然顔タイプちゃうしないわ絶対、ない。 とかいう感情が0.5秒くらいの瞬間よぎる。 違うのだ。 本当になにも思わない人にはこの人と恋が〜

      • 声が大きい人をなんとか鎮めたいが故に結局その人の満足だけを優先させる結果になるのはやめたい。声を敢えて出さないような人を裏切ることにもなるからな〜 しかしこうして誰かを悪者に設定してしまう私も私なのだ。 新年、多角的な視点を持ちたい。 あとはほぼ毎日読書して、腹筋を割りたい。

        • うなぎを殺せなかった話

          今年の夏、父と隣同士で食事しながらビールを飲んでいた時に聞いた。 91歳の祖父の具合が怪しくなり、母と母の兄妹たちが代わるがわる病院に泊まり込みで看病に行っていた頃だった。 その日も母は病院に行っていて、父と二人だけの夜だった。 父は少し前、仕事場の側にある用水路でうなぎを捕まえていた。 今どきそんな場所でうなぎにお目にかかれるなんて珍しいので、父は喜んで、すぐには食べずにしばらくバケツに入れて飼っていた。エサを与えて丸々太らせようという目的もあったのだろう。 大のうな

        『金曜日の本』

        • 26歳最後の恋

        • 声が大きい人をなんとか鎮めたいが故に結局その人の満足だけを優先させる結果になるのはやめたい。声を敢えて出さないような人を裏切ることにもなるからな〜 しかしこうして誰かを悪者に設定してしまう私も私なのだ。 新年、多角的な視点を持ちたい。 あとはほぼ毎日読書して、腹筋を割りたい。

        • うなぎを殺せなかった話

          今日美容院で、ついにインナーカラーを入れた。(ほんとはダメだけど) 心踊る!ブリーチとは解放なのだ...とすら思った。 髪と心は直結しているのかもしれない。

          今日美容院で、ついにインナーカラーを入れた。(ほんとはダメだけど) 心踊る!ブリーチとは解放なのだ...とすら思った。 髪と心は直結しているのかもしれない。

          混沌そして春

          新年初のnote。もう春が来てしまった。 寒さに弱すぎる私はこの冬中、仕事から帰ると羽毛布団に直行する日々を送っていた。 なんとだらしない...と我ながら呆れるけど、寒さだけでなく、大変な眠気が慢性的に溜まっていたためでもあった。 毎日毎日、なんと眠かったことか。 人間でも(喩えとかではなく)冬眠モードが存在するのだと確信してしまうほどの眠気...とにかく布団の中が最高だった。 文章を何でもいいから書いておきたい…そんな気持ちがありつつ、体はPCではなくそばにあるベッド

          混沌そして春

          知らない土地に行くのが病的に好き

          「こんなとこに来たからって、死のうとしてるわけじゃないからなー」 ドライブの果てにたどり着いた海岸で、いつか友達にそう言われた。 そこは漁師の集まる小さい町だった。海岸には船がいくつか停めてあったし、人影もちらっと見えたから、私はそんなこと微塵も考えなかったけど、 それまでの風景とは打って変って暗い場所に来たので、怖がらせないようにという配慮だったのかもしれない。 それとも、本当にそう思ったことがあったのか。 そうとは聞けず、鼻で少し笑って流すことしかできなかった。

          知らない土地に行くのが病的に好き

          赤灯台の岬/音楽との邂逅

          休日、地元にある赤灯台の岬まで友達と歩き、転がりながら音楽を聴いていた。 初秋とはいえ、まだ汗のにじむ温度の夜だった。 大きなかたまりで触れる海風が、心地よい潮の匂いをさせていた。 そういう時に出会える音楽は、大体良いものと決まっている。 私は人の影響を簡単に受ける。 自分が好きな人たちに勧められたものは、しっかり履修するし、しっかりハマる。 音楽視聴遍歴を辿ると、そのことが本当によくわかるし、その時期誰と過ごし、どんな年を過ごしてきたかをそこに見ることができる。

          赤灯台の岬/音楽との邂逅

          病めるときも

          少し前、父の手術があった。 健康診断を受けた時、心電図に異常があったから、すぐに病院で検査をしろということになったらしい。 父が大げさだと思いながらも渋々検査に向かった頃には、すでに緩やかな心筋梗塞を起こしている状態だった。 父は大変なヘビースモーカーで、冠動脈の詰まりはほぼ喫煙のせいであるとされた。 検査の後即入院、1日も早く手術しなければ危ういとの判断で、あれよあれよという間に手術日程が決められ、心臓病専門の病院へ転院した。 手術は成功した。 しかし術後の方が

          病めるときも

          鷹の爪さんぽと朝映画

          文章書きたいからnoteやってるのに、すぐさぼっちゃうし、思いついたときに書いておかないと忘れてしまうので、今書く。 内容うっすいし別に忘れてもいいようなことだけど… でもこうして日記のように記録することは大事だと思う。 些細なこと、あの時何を考えていたか、というのをちょっとしたエピソードからでも、紐を引っ張るみたいにして思い出すことができる。 最近お酒を飲むとすぐ寝てしまう。 お酒はきっと人によって相性があって、何を何番目に飲むかによっても最終形態が変わる。(笑)

          鷹の爪さんぽと朝映画

          Saikai

          6月は「再会」の多い月になった。 ずいぶん前に辞めてしまった会社の同期、近くにいるのは知っていたけど会っていなかった人、7年ぶりに連絡を取った友達、古くから顔見知りだったけど特に仲が深まることもなく離れてしまった人。 なんだか目まぐるしく、次から次へと現れて、この出会いが何を意味しているのかをつい考えるほどだった。 普段起きないことが起きる。 私は結構そういうことをスピリチュアル的感覚で解釈しようとしてしまう。 何かが私に迫っているような、もしくは何かを私に伝えようと

          春×晴れ×日曜日

          「昼下がり」という表現が昔から好きだったけど、具体的に何時から何時までのことを指すのか分からなくて、調べてみた。 Google先生によると、 「正午以後、夕方に至るまでの時間帯。」 とのことだった。 意外に始まりが早いし、夕方??とはまた何時までのことを言うのだろう。 とにかく、おそらくその範囲に入るであろう午後1時、つまり日曜日の昼下がりに、父と母がスープから手を込んで作ってくれたラーメンを食べた。 前にもラーメンの話を書いたからまたかよ!と自分でも思うけれど、

          春×晴れ×日曜日

          いつか(夜のミニ反省会)

          高校の卒業アルバムと、部活のDVDを見返した。 昔のことを振り返るとき、どうしていつも楽しかったことよりも恥ずかしかったこと、失敗したことばかり思い出してしまうんだろう。 よく、時間がたてば嫌な思い出より楽しかったことばかり残るよね、みたいな話を聞くけど、全然、全くもってそんなことない。 今の私なら絶対あんなことしなかったとか、ださいなーとか、いっぱい迷惑かけたなとか、後悔の気持ちばかり。 **************** だけど私の周りはいい人だらけだったんだと思

          いつか(夜のミニ反省会)

          小さい幸せ〜松江ラーメン編〜

          我が家が愛するチルドラーメンがある。 私の住んでいる町周辺にあるスーパーならどこにでも売っている、「松江ラーメン」の生麺タイプのチルド商品。 もしかしたら全国のスーパーで売られているかもしれないが、確かめてみたことがないので分からない。 唯一住んだことのある地元以外の町が京都だけど、見たことない気がする。 私も家族もこのラーメンが大好きで、出会って以降はヘビーリピートしている。 たしか松江ラーメンとの出会いは、島根旅行の帰りにお土産として持って帰ったのがきっかけだっ

          小さい幸せ〜松江ラーメン編〜

          BOYS

          私は基本、男の子が好きだ。 時々、男の子に生まれてたらなあ、と思う時がある。 もちろん女の子にもいいところや素敵さは充分あるし、魅力的な性であるとは思っている。 だけど、男の子の素敵さの方により興味を引かれてしまっているところがある。 「男」という性の枠……概念…楽しみ……?のようなものに、どうしようもなく羨望してしまう。ずっとずっと昔の、小さい頃からそうだったと思う。 仲良くなりたい男の子がいたとする。 でも自分は、女の子はどうしても、その男の子を囲む男の子たち

          ドライブ・マイ・カーを、観た。

          余韻を勢いのまま、日記として残す。 9月28日、待望の映画を観た。『ドライブ・マイ・カー』。 私が村上春樹を愛読するきっかけとなった、短篇集『女のいない男たち』の第一篇が原作とあって、それはそれは楽しみで仕方なかった。 しかし、私の住む地方はなかなか上映が始まらず、というか上映している映画館が見つからず(なぜ!?)このご時世で県外に行くことも憚られるので、劇場での鑑賞は半ば諦めていた。 いつかアマプラ、もしくはDVDレンタルが始まるまで涙をのんで待とう… そう思って

          ドライブ・マイ・カーを、観た。