いつか(夜のミニ反省会)
高校の卒業アルバムと、部活のDVDを見返した。
昔のことを振り返るとき、どうしていつも楽しかったことよりも恥ずかしかったこと、失敗したことばかり思い出してしまうんだろう。
よく、時間がたてば嫌な思い出より楽しかったことばかり残るよね、みたいな話を聞くけど、全然、全くもってそんなことない。
今の私なら絶対あんなことしなかったとか、ださいなーとか、いっぱい迷惑かけたなとか、後悔の気持ちばかり。
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だけど私の周りはいい人だらけだったんだと思う。
最後まで、というか今も友だちでいてくれる、連絡を取ってくれる人たちがいる。
あの頃の私は(今のところ)人生最大に内面が混沌としてたから、かなりやっかいな人間に仕上がっていたはずなのに。
各方面に謝罪と、感謝の気持ちを伝えて回りたい。
思い出したくないくらいみっともないことや、かっこ悪いこともたくさんやってきた。
今すぐ忘れたいほど恥ずかしいけど、忘れちゃいけない気がする。
文句も言わずに私と同じ時間を過ごしてくれた人たち。
どうか一人残らず、幸せでいてほしい。
みんな本当に素敵で、努力家で、言いたいことはぶつけずに丁寧に渡してくれて、静かに笑顔を浮かべるような人たちだった。
たまに様子を聞くけど、みんなそれぞれの目標を叶えたり、道を開拓したりして、次のステップに向かっている。
私はというと、理想や正義みたいなものばかり口に出し続けて、結局何にもなれずにいる。
これからはせめて素直に、かっこつけずに、少しずつ、私の頭の中を書き残す作業をモノにしていきたい。
この目標だけは、時間をかけても最期までやり遂げたい。
頑張っているあの人に、今はもう遠くにいるあの人に、いつか一瞬でもいいから追いつけるときがくればいいな、と願う。
何があっても、もう自分以外の何かのせいにしたりしない。
気持ち悪くて申し訳ないけど、必ずちゃんと立派になって、もう一度目の前に現れたい。
そんな風に思う相手がいる。
それだけでも、私の青春はだめなことばかりじゃなかったって言えるはず。
恥ずかしい後悔も、いつか笑って思い出せるようになりたい!
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