現状の問題点と今後の方針について

これまでの日課について

1ヶ月程度、大まかに以下のような決まりを設け、日課の投稿をしてきた。

・題材自由の雑記、および小説冒頭140字の2点を投稿する
・雑記は朝に早起きして書く時間をつくり、可能ならその時間内で投稿する

この習慣に対しては、おもに以下のような効果を期待していた。

・筋道の立った文章をアウトプットする速度の向上
・アイデアを文章として書き出す行為に対する、心理的抵抗の軽減
・恒常的に書いていくための、インプットの量と質の向上
・継続的に取り組む中で、習作を含めた創作行為全般に対する楽しさややりがいなど、行動するに足る動機を見出す

現状

上記の内容いずれに対しても、目に見えて良い効果が実感できていない。
特に生活習慣の中でインプットの量と質が改善できていないのが問題で、続ければ続けるほど、雑記のトピックが決められず、延々と書き出せない日が多くなる。結果的に同じような内省的な記事ばかり書いてしまう日が多い。
毎日毎日「今日も書くことが思いつかない」状況であり、「日課だから」という理由付けだけで義務的に習慣を維持しているので、率直に言ってつまらないし苦痛。
習作についても同様の状況に陥りつつある。引き出しの広い人であれば無限に題材は思いつくのであろうが、自分はそうではない。このまま引き出しを広げる努力をせずに続けても、苦痛ばかりが大きくなっていくように思われる。
また、日課以外で創作行為に時間を割こうというモチベーションが相変わらず湧いてこない。そもそも何かを書きたい、作りたいという動機が元々自分の中に存在しない。何かを作り上げたいという欲求(あるいは作らなければ気が済まないという観念)や、その過程の面白さというものが見いだせないままであり、食指が動かない。
日常のインプットが増えないのも、こうした創作のために必要なリソースの貯金に時間を割く価値を感じない、面倒だというのが大きな要因となっている。

根本的な要因

そもそも自分は表現や創作に向いた性格をしていない。
これは重大な欠陥であり、これをまず真っ先に改善しなければ、何を習慣化しようと、方法論的なノウハウを学ぼうと、うまくいかないということを失念していたように思う。
世に出回っている創作の方法論というのは須らく「創作に対する熱意、意欲がある人間」に向けたものとなっていて、それが無い人間はそもそも「向いていないのでやめたほうがいい」という話にしかならない。
根本的な性格が「非クリエイター」のまま改善されていないのが現状であるため、技術的な研鑽や知識収集の必要性をいかに認識していても、モチベーションがついてこないままになっている。

今後どうすべきか

物語構築だの文章力だの、そういう技術的なスキルを身につけるための努力は、精神的な前提条件が整っていないことには不可能であり、「練習の真似事」を延々と繰り返していても何も変わらず時間の無駄でしかない。継続は力になるとは限らない。
入り口に立ち返って、「非クリエイター」的な性格を矯正するための取り組みに注力する必要があると考えている。

ただ、肝心の「創作向きの性格を醸成する方法」については、残念ながら見通しが立たないのが現状である。何しろ、これについて明確な指針を示してくれるような方法論の類がほとんど見つからないのだ。
世の中にはクリエイター側の目線から書かれた「創作向きの性格とは?」的な内容のコラムはそれこそ腐るほど存在するし、「性格改善」のための方法論を謳った書籍などもたくさんあるのだが、「創作向きの性格になるには?」という両者を結びつけたピンポイントなノウハウはなかなか見つけられていない。そもそもそんなものが存在するのかどうか疑わしい。
なので、やるとしたら性格改善系の書籍などを参考にしつつ、自力で「創作が大好き」な人格の構築を試みなければならないだろうと思う。
方法論が出回っていないことから、これと同等のことを成し遂げた人物はほとんど皆無ではなかろうかと予想されるので、実現可能性があるかどうかもわからないが、とにかく試してみなければならない。


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