【読書感想文】永遠の途中 唯川恵

最近、旧Twitterアプリを消した。
地震のことや悲しくなるニュースを見たくないからだ。
現実から目を背けていることは良くないが、悲しいニュースを見るとかなり落ち込んでしまい、日常生活に影響を及ぼしてしまう。
それがつらくて辞めた。

それからというのものTwitterを見ていた時間を読書に費やすことにした。
以前はビジネス本や仕事に関連する本を読もうとしたがどうも続かず小説を読み漁ることにした。
ビジネス本はその内容が本当に今の自分に必要な情報でなければ全然頭に入らない。
でも小説はその世界にどっぷり浸かれる。現実逃避ができる。逃げ場。

今は2日に1冊のペースで読んじゃってる。それだけTwitterを見ていたのかと驚く。
そんな多くの時間を費やしたことに驚く。

今回読んだのは「永遠の途中」唯川恵
読もうとしたきっかけはKindle Unlimitedのおすすめに出てきたからだ。

あらすじは
大手広告代理店で働いている二人の女性の生き様を描いていく物語
交互に二人の心情が描写される構成になっており二人は全く別の人生を歩んでいく
そのなかでお互いを比較しあって悩み苦しみもがいていくストーリー。

現代の女性の生き方に一石を投じるような内容だと思った。

まず自分は男で独身の32歳。結婚する予定はおろか12年以上彼女がいない。
二人と全く境遇が違うので全く別世界の情景を覗き見しているような感覚で読めた。(小説なのでそうなのだけど)
二人の生きざまを見ていると他人と比較して自分は幸せかどうかを考えることがなんて愚かなことなんだと感じた。

自分の幸せは自分しかわからない。
私はずっと独身だけど十分幸せに生きている。
毎日自分の好きなものに囲まれ、24時間全て自分のための時間。周りの友達もいい人ばかりでこれといった不満なく生きている。
それでもある人からして見れば彼女がいない、結婚していないことが不幸に見えてしまうかもしれない

当たり前だけどみんながみんな同じ価値観で生きてない。

自分が心から喜ぶことは何か、自分を前向きにしてくれるものは何か、そういったものを掴んでくれるアンテナ張って生きていきたいと思った。

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