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【『旅がらす事件帖』】ハピバスデー、与之助。【第1話/あれが噂の道中奉行】

いいよね、時代劇!
なにがいいって、尾藤イサオが和装して髷を結ってるのがいいとおもう。うん、すごくいい。


『旅がらす事件帖』は、〈ほんとうはお旗本ですよ!〉な小林旭さんが、幕府のえらいひとの命により、〈渡世人のふりをして全国を巡りつつ、現地のわるいひとらを退治してゆきますよ!〉という、
極個人的な印象では、
『 若 く て イ ケ て る 水 戸 黄 門 』
みたいなかんじのお話だぜ!

もちろんすけさん・かくさんはいないかわりに、一人旅な主人公・神保直次郎(=小林旭さん)をおてつだいするため、天神太鼓の一座がつかずはなれずな感じで同道していてだね、
尾藤の役どころはその一座の若い衆、名前は与之助。
よのさん、とか呼ばれててかわいい。与え助けると書いて与之助、良き名なり。

ええと、初放映は1980~81年…だから、尾藤は37歳?くらい?のはずなんだけど、絶妙に「若い衆」ぽい。絶妙にノリが軽く、絶妙にちょっとだけ正義漢。
けんかぱやいのにそんなに強くはなく(いい!かわいい!)、そのくせちょいちょい毅然とした、〈正しい側の漢ですよ〉な凜々しいおカオも見せてくれる。いいな、時代劇!


第1話〈これが噂の道中奉行〉は、
印旛沼の干拓事業で不正なお金が動いているらしい、とえらいひとが言うので調べにゆく、の巻。

■与之助初登場!
与之助というか、天神太鼓の一座がまるごと初登場。
蛍光っぽいライトグリーンのハッピを着たにぎやかな一団が道の向こうからやってくると思ってくださいよ。で。ね。
…歌ってる。
誰か歌ってる。
誰かっていうか、与之助が歌ってる。
つまりは尾藤が歌ってる。
初登場シーンで、

【 セ リ フ よ り 先 に 歌 っ て い る 。】

より正確に言えば、画面上で姿が確認できるより先に歌っている。
こ、これは、ノーサイド・ゲームでおなじみ(?)の、「まずは声から」シリーズ!
歌声なだけにさらに凶悪だ。心拍数のはね上がり方がやばい。お年寄りや心疾患のある尾藤ファンは生命にかかわるおそれがありますかもしれない、各自で気をつけよう。

ああ、この登場シーンを考えたひとよ、ありがとう。だいすき。
もし目の前にそのひとがいたら、〈あなた、わかってらっしゃる!〉と手をさしのべ、両手を握りしめるタイプのシェイクハンドをぶんぶん交わしたのちに、もしご不快でなければですが、力一杯のハグに移りたい。ぎゅっとしてちゅっとしたい。

だってだってね、
道の向こうから尾藤の歌声が近づいてくるの、超わくわくする!
この時点では役どころについてよくわかってないため、とりあえず
〈わ、尾藤の声する!〉
ってなって、やや前のめりでその、すごい色のハッピ集団から尾藤の姿を発見せんと目をこらすわけじゃないですか。そんなのわくわくしかできないよ!
しかもご丁寧に、ほぼほぼ最後尾にいてくれる尾藤。最後尾でにこにこ歌っている尾藤。あのすごい色のハッピも似合う尾藤。そうなの、なんかふしぎなほど似合うの。

さてさてそうして初登場後、
あっというまに女の子をからかい、あっというまに

★女子にほっぺを叩かれる。

これ考えたひとも!ありがとう!たぶん同じひとだとは思うけどほんとにありがとう!!
※ぎゅっとしてちゅっとするものとする。

■ 与之助、干拓にゆく。
印旛沼の干拓現場に潜入する直次郎に、ノリノリでついてゆくよのさん。
なお、デフォルトのお着物はハッピよりは少し深めのグリーン、黄・茶・黒などのにぎやかなストライプが入っててたいそうかぁいらしい。
…から、ここで、潜入用人足ファッションにお着替え。グレーを基調とした地味めの格好なのだけれど、ふとした動きでチラ見えするインナーが
〈オレンジ〉。
若い衆感消しきれてないよ。

■ 寝たふりをする。
寄せ場にて直次郎が地元の若親分(※いいやつ。)に接触、他のひとらが寝静まったころに声をかける。尾藤与之助は若親分(=伊吹吾郎さん。1話ごとのゲストが豪華。)のおとなりにいる、超雑魚寝。
寝てるのかなーと思ったら、若親分が直さんに凄んだあたりで、うすーく目を開ける。あ、起きてる。ちゃんとお仕事してるのね。えらい。

■ あばれる。
なんだかんだあって翌朝、悪い人らがみんなをたたき起こしに来る。
と、じつにノリノリの与之助、待ってましたと先頭にたってケンカを売り返し、人足のみなさんを煽動して大乱闘に。やいやい、って啖呵きるのとか楽しそうでいい。かわいい。そしていざ乱闘になると、そんなに強くないのもいい。すごくいい。すごくかわいい。
悪いひとたちに痛いことされつつも、不正なお金の流れがわかるメモ帳(大黒帳、ていうのかしら。)を奪い、潜入仲間の忠吉くんにパス。したのち、自分はあっさりと悪いひとらにつかまる。かわいい。

相棒の忠吉くんは、明らかに特殊能力の持ち主。すっごく足が速いし、縛られても関節はずして縄抜けとかできる。一方よのさんは、超人的にかわいい点を除いてはごく普通のおにいさんなので、この一座の採用基準ってどうなっているのか、1話め段階ではいまいちよくわからない。
とりあえずのところ、与之助は〈かわいい担当〉という認識でいいでしょうか。いいんでしょうか。

■ ひどいことされ、水がしたたる。
悪いひとらにつかまり、帳面どこにやった!と叱られる与之助と忠吉くん。
ほらね、この時点で忠吉くんは、いったん帳面を届けに走ってって、戻ってきている。すごく速い。すごく速いし、天井からビュッと降りて来たり昇ったりもできる。たぶんNINJA。たぶんあのこNINJA。
一方、かわいい担当の与之助は、ふつうにつかまってふつうに縛られて、頭をざぶざぶ水につけられたりしてる…いや、うん、わかってる…

【 萌 え て い る 場 合 で は な い 。】

それはわかってる、すっごくよくわかっているのだけれど、
でも。
…ざぶざぶされてるんだよ。水、したたってるんだよ。どうしよう。
うん。だよね、そうだよね。場合だろうと場合じゃなかろうと、これは萌えるよね。萌えるものは萌えるで仕方ないよね。だって私のせいじゃない。

【 ざ ぶ ざ ぶ す る 奴 が わ る い 。】

で、様子を見に来た直さんに、もう少しがんばってくれ的なことを言われてね。ここで。水もしたたる状態で。

★ 今日いち、きりりとしたお顔をします。

柱に縛りつけられ、ざぶざぶされたお水がしたたった状態で、まかせといて!みたいな感じで、

★ きりりとします。

どうしたらいいですか。1話めからキュン死にできるレベルでかわいいあのひとをいったいどうしたらいいですか。正解ですか、かわいい担当だから、あのひとあれで正解なんですか。

■ …よし。
お誕生日もちかいから、このさいアレを言っておこう。

【【生まれてきてくれてありがとう、尾藤イサオ!!!】】

なにがということではなく、どこがということでもなく、

【【 もう、存在自体がぜんぶぜんぶありがとう、尾藤!!!!】】

だいすきすぎて、ぎゅっともちゅっともできないけれどな。

(そして再放送ありがとう、BSフジ。)

■(落ち着け。)
その後、直さんが悪いひとらをやっつけてくれるので、デフォルトの天神太鼓スタイルに戻り、にこにこと1話ゲストの兄妹とお別れ。
一匹狼っぽく一人で発った直さんに代わり、よろしく言ってたぜ、とお伝えするかかり。一件落着後の笑顔が眩しいぜ、かわいい担当の面目躍如かよ。


どの時代も無敵にかわいい=尾藤イサオのハッピーバースデーは11月22日。いい夫婦の日なのは、『感謝離 いつも一緒に』を主演したこととなにか関係があるのだろうか…などとおもいつつ、
かつまた、あんなかわいくてかっこいいものがこの世に降って来た日をことほぎつつ、
にこにことふわふわと、第1話の感想を終わります、礼。



(写真 ↓ )
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