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{読書感想短歌*103}市川哲也 『蜜柑花子の栄光』

似てるから嫌い分かるから大嫌い自分と同じくらいに嫌い

niterukara kirai wakarukara daikirai jibunto onnaji kuraini kirai

名探偵の証明シリーズ。ハリー・ボッシュと同レベルでワーカホリックな蜜柑ちゃん。でも、ボッシュが究極のとこ〈好きで刑事やってる〉のに対して、蜜柑花子は探偵であることが決して好きではないように見えて、ただただ義務感で身をすり減らしてゆくから、なんか、見てる(読んでる)こっちまでしんどくなる。さておき今回のラストシーンはびっくりしたなー。

※ネガティブワード炸裂短歌ですみません。なんていうか、同類嫌悪の〈キライ〉ってほんとは歪んだ〈スキ〉でもあるよねって気がする、のうたなので、どうにも言い換えがきかなかったの。

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