【今の香港で起きていること②】蒸し暑い拘置所で彼女は「敗北」をどう受け止めたのか
多くの市民がスマホをかざして行進したことし6月4日の”無言のデモ“から1週間後、香港で一番大きな西九龍裁判所に、再び鄒幸彤さんの姿があった。
鄒さんなど「支連会(香港市民支援愛国民主運動連合会)」のメンバーは、去年の6月4日にも天安門事件の犠牲者を追悼しようと大勢の市民が集まったことを巡って、無許可の集会を組織した罪などに問われていた。
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数十台のカメラが取り囲む中で、鄒さんは訴えた。
鄒さんはまったくぶれていなかった。1年前に比べて政府の取り締