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何にそんなに謝る?

「申し訳ないな」

日に何度も思う。

『申し訳ない』を辞書で引くと、
自分に非があり、相手に対して言い訳することができない、弁解したぐらいでは済まされない、とある。ちょっとした謝罪には「すみません」、重大な謝罪には「申し訳ありません」を使うと良いですよ、とのこと。

そんなに酷いことをしたわけではないのに、申し訳ないを日常的に使っている。口には出さなくても、心の中で。

一体何に対してそんなに謝ってるんだろう。

私が申し訳ないな〜と思うのは、

・仕事で成果が出せない
・約束を守れなかった
・信頼を裏切ってしまった
・誰かを傷つけてしまった

これらはまあわかる。

だけど、そうじゃないときも結構使っている。

・親へ
高齢で北海道にふたり残していることに対して。二拠点生活してるとは言え、日常的にサポートできるわけじゃないから

・夫へ
家事やってもらって、夫ほどは収入がなくて、犬の散歩に行ってもらって

・世間に対して
子どもがいない私は子育てがないので、周りのママさんに比べたら仕事もお金も時間も自由になるのに、ダラダラとドラマばかり見ていることや自分のやりたいことはこれだ!と邁進できていないこと、仕事のことで思い悩むこと

他にも、私は恵まれてるのにそれを活かせていないかもしれない、申し訳ないな…となる。

ここまで書いてきて、私はきっと「本当はできるのに/本気出したらやれるのに、今やってなくて申し訳ないね」なのかも。確かにこれは自分に非がある。力を出し切っていない、という意味では。

でもちょっと過信しているな、とも思う。
人や物事に◯◯してあげなきゃ、と思っている節もある。傲慢だな。

今の自分が良くも悪くも私なんだから。
それ以上でも以下でもない。

だとしたら、今の私をちゃんと受け入れること=自分に降参することかもな。
私はこんな人間です(ダラダラもしてるし、仕事で成果出せないこともあるし、約束守れないこともあるし、服買うことしか取り柄がないぞ?など)、と自分で受け入れることが必要。

そして、もう少し言葉を大事にしよう。

『申し訳ない』はつい便利で乱用している。
何でも申し訳ないで済ませようとしているのかもしれない。

けど、申し訳ないは言い訳できないほどの謝罪だから。言い訳は悪いことばかりではなくて、物事を明らかに見て説明することだし、諦めないでちゃんと言い訳もしよう。

申し訳ないと言うとき、心の中で思う時はセルフ突っ込みをしよう。
それは本当に申し訳ないレベルなのか?と。

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