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残念なお知らせ

こんにちは、にあちん(Nia.chin)です。

去年から障がいのある方の作品とコラボして、販売を始めました。
きっかけは、障がいのある方のお給料でした。
ご存知ですか?

障害の度合いにもよるんですが、工賃とひとくくりされていて、
B級(わりと働ける)、また待遇がいい工場などであれば、通常のパートさんぐらいのお給料をいただけるのですが、ほとんどがそうではない場合も多かったりします。

私の知り合いのお子さんは、500円にも満たない工賃だときき、その現実に唖然としたものです。(もちろん、全員が全員ではありません。)

そのとき、何かしら福祉に私の才能で役に立てないかなぁーと思い立ったのがきっかけでした。

ところが、仲間もいない。たった一人での活動には限界もあります。
大きいものを求めるのではなく、小さく始めよう。
そう思ったのが始まりでした。

でも誰にきいたらいいのか、全くわからない。手探りの状態。

どんな商品にするのか、漠然と思いついたのが
当時製作していた「しょうがいで言葉のやりとりが苦手な子」に
付けてもらう名札ワッペンでした。

こちらをなんとか手縫いでも縫ってもらえないかなぁーと考えました。

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当時は私の手縫いでした。


その当時、たまたま福祉事業に詳しい方が
「〇〇施設に縫物が方がいるよ」ときいて、伺いました。

初めてのことですが、何とか作ってもらいたい!
そんな熱い想いでドアを、ドキドキしながら叩きました。

体の大きな子ばかりの施設で、圧倒されながらも、にこやかに対応される職員のみなさんたち。

その中で一人の方と出会いました。
その方の担当のA子さん(仮名)が刺繍をするそうです。
でも、コレ!と通常の人のように指定されたものをぬうことはできないけれど、気分が乗った時、コツコツと縫うそうです。

当時丸を縫うのが好きだったようなので、いくつか縫ってもらいました。
こちらの作品は、【希望の七福神】

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【希望の七福神】とは、障がいのあるなしにかかわらず、みんなが手を取り合い優しい社会につながっていく、という希望が込められています。
※こちらの作品は現在は完売しています。

A子さんの丁寧なコツコツとした仕事ぶりに感動しました。
そこで、いくつか丸の刺繍を縫ってもらい、私の絵とコラボした作品を作りました。

コロナ最中で私も販売に力を注げず、ネット上での販売でしたが、
先月作品をご購入してくださった方がいらっしゃって、
(本当にありがとうございます!)
ようやくA子さんにお金を支払えると電話をしました。

電話口で担当者様が
「あのね、A子さん、全く縫わなくなってしまったの。」ということでした。それがいつか来るとはわかっていたけれど、A子さんのあの丁寧な作品がもう見られなくなるのかと思うと、残念な気持ちでいっぱいになりました。

「わかりました。けれどA子さんの作品はいくつかまだ私の手元にあるので、大事に販売して、必要な方に届くようにしてきますね。」

A子さんの作品です。(絵はアイロンプリントです)

刺繍①

刺繍②

色も彼女が決めるそうです。
ひと針、ひと針、丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

刺繍③

にあちんの恵比須さんの絵も、なかなかいい味出しているでしょう~。

刺繍④

こちらは一番の人気作品『愛の天使』です。
この商品を開発するにあたって、絵を描きました。
私にとっては思い出深い絵です。

1つ額付きで送料込みで1200円で販売しています。
もし、心惹かれる作品がございましたら、HPよりお問い合わせください。

https://nia-chin.jimdofree.com/

今日もすてきな一日をお過ごしください。

アーチストNiaを応援してもらえたら嬉しいです。画材、資料代にさせていただきます。